わが国の資本形成から資本ストックの蓄積、資本サービスへの変換、資本サービス投入による経済成長への寄与まで、生産と資本、資本と生産を結ぶ整合ある測定を行い、日米比較とともに高度成長期から2000年までの経済成長を描いた本格的実証分析。
第48回(2005年度)日経・経済図書文化賞受賞。
経済研究(一橋大学経済研究所) 2006年7月号(Vol.57 No.3)「書評(274頁)」で紹介されました。 日本経済研究センター会報 2005年12月号「第48回日経・経済図書文化賞決まる(57頁)」で紹介されました。 日本経済新聞 2005年11月3日「第48回日経・経済図書文化賞受賞記事(27面)」で紹介されました。 ESP 2005年1月号No.393(87頁)で紹介されました。
はじめに
第1章 資本の測定 1. 資本・技術・品質 (1)資本と生産過程/(2)技術と体化/(3)測定単位と品質/(4)体化技術変化/(5)経齢変化/(6)ストックと効率性分布 2. 資本の双対アプローチ (1)サービス概念/(2)資本の価格とサービス価格/(3)資本価値/(4)異質な資本の集計
第2章 資本ストック 1. ストック概念とストック統計 (1)ストック概念と測定/(2)わが国のストック統計と課題/(3)資本ストック ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
野村浩二(のむら こうじ) 1971年生まれ。慶應義塾大学産業研究所助教授。 1989年北海道立函館中部高校卒、1993年慶應義塾大学商学部卒業、1998年慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程修了。1996年慶應義塾大学産業研究所助手、2003年より現職。2003−04年米国ハーバード大学ケネディースクールCBGフェロー。専攻分野は応用計量経済学、経済統計、生産性分析、産業連関分析、日本経済論。著書に『KEOデータベース−産出および資本・労働投入の測定−』(共著)、論文に「環境政策の一般均衡分析」(共著)、「Technological Change and Accumulated Capital: A Dynamic Decomposition of Japan's Growth」(共著)など。
|