［特集１］　突然に浮上した教職大学院設置の構想は、迷走の状態です。しかし、教師の資質向上や“学び”への支援や制度は求められているといえるでしょう。成長をめざす教師の方々にとっての“学び”について考えます。

［特集２］　生涯学習、地域に根ざした教育として、美術館や博物館、NPOの団体などによる新たな取り組みとしてのミュージアム・エデュケーションが展開されてきています。日常とは異なる空間での作品や展示物との出会いは、子どもにとって癒しになったり、生きるヒントをつかむきっかけにもなっているようです。

特集１・教師の“学び”を考える
［巻頭随筆］「教える専門家」から「学びの専門家」へ………佐藤　学　
教師の成長を支援する………浅田　匡
教師の“学び”と研究システム――教師による「子ども研究」に注目して………田上　哲
教師も生徒も学び続けられる学校をつくる………白鳥信義
ピア・レスポンスの学び合いと教師の役割
　　――学習者に支援される教師の学び………池田玲子


特集２・感性を育むミュージアム・エデュケーション
ミュージアム・エデュケーションの今………稲庭彩和子
子どもの宇宙とチルドレンズミュージアムの可能性………目黒　実
ケアとしてのアート・エデュケーション
　　――“アートでリハビリテーション”דアートをリハビリテーション”……… 石田陽介

慢性疾患をもつ子どもと学校教育▼
　　起立性調節障害（ＯＤ）の子どもと学校教育………田中英高
こころの四季▼ジャネの法則………滝川一廣
今月の視点▼「新しい公共」再考………寺脇　研
折々の一冊▼『７秒の幸福論』………安藤延男
カレント・トピックス▼児童生徒の問題行動調査………阿部　洋
特別支援教育のページ▼久里浜だより＝教育支援部調査担当の業務について
　　………独立行政法人国立特別支援教育総合研究所
編集後記………坂元一光　

総目次（7〜12月号）