　　慶應義塾機関誌

　
　　明治31年3月創刊（毎月1回1日発行）
　　発行：慶應義塾　編集人：慶應義塾広報室長　編集・制作：慶應義塾大学出版会

2018年6月号表紙

	No.1119　2009年1月号
	特集グローバル化する社会と教育の使命

2009年1月号の目次を見る

毎月１回１日発行

税込価格：451円（本体 410円）

定期購読：4,700円（税・送料込）

在庫あり

◆新春対談

グローバル化する社会と教育の使命

　　慶應義塾創立一五〇年を超えて――。元ブラウン大学学長でカーネギー財団理事長、慶應義塾大学インターナショナル・アドバイザーのヴァルタン・グレゴリアン氏を迎え、安西塾長との新春対談「グローバル化する社会と教育の使命」を行いました。混迷を深める世界のなかで日本に寄せられる期待、世界を先導する学塾を目指す慶應義塾の役割、教育の使命について、存分に語り合いました。

		慶應義塾長。創立一五〇年記念事業委員会委員長。一九七四年慶應義塾大学大学院工学研究科修了。工学博士。八五年北海道大学文学部助教授等を経て八八年より慶應義塾大学理工学部教授。九三年同理工学部長。二〇〇一年塾長に就任。専門は認知科学・情報科学。				カーネギー財団理事長。一九三四年イラン、タブリーズ生まれ。六四年スタンフォード大学史学・人文科学博士（Ph.D.）。八一～八九年ニューヨーク公共図書館長。八九年～九七年ブラウン大学学長。九七年より現職。慶應義塾大学インターナショナル・アドバイザー。専門は近現代中東イスラーム世界史。

　慶應義塾維持会

母校を思う塾員と篤志家の皆様により、義塾の教育研究活動を財政支援する目的で設立された一世紀余の歴史を有する組織です。
会員の皆様にはご加入期間『三田評論』を贈呈いたします。

→詳細はこちら

第31回

「時は過ぎゆく」――図書館の大時計と歌会始

山内慶太

慶應義塾大学看護医療学部教授

　福澤先生が没してから六年後の明治四十（一九○七）年、慶應義塾は創立五十年を祝った。そして、その記念事業として建てられたのが、今日も三田山上にそびえたつゴシック式煉瓦造りの図書館である。目標の三十万円を超える寄附を基に、約三年の建築工事の末、大正元（一九一二）年に竣工した・・・　

塾員専用の読書クラブ「KEIO BOOK CLUB」が
オープン！　読書に嬉しい特典を揃えましたので
慶應義塾大学卒業生は、ぜひご登録ください。
運営：慶應義塾大学出版会

◆その他の企画

目次詳細

＜三人閑談＞

おいしい薬膳

　　重森貝崙（記録映像監督）

　　福澤素子（表参道福澤クリニック副院長）

　　羽田紀康（慶應義塾大学薬学部准教授）

　お正月のお節料理は薬膳料理！？　中国・韓国・日本のなかで育まれた「医食同源」の心とは？　今回の三人閑談は、お節、お屠蘇から、おいしい料理の話、各国の漢方の違いまでたくさんの話題が楽しめる座談となりました。2009年の健康を考えるきっかけにぜひお読みください。

＜話題の人＞

　都市対抗野球　優勝監督になって

　大久保秀昭さん

　新日本石油ＥＮＥＯＳ野球部監督

インタビュアー・前田祐吉（慶應義塾体育会野球部元監督）

　二〇〇八年の都市対抗野球大会で新日本石油ENEOS野球部を率いて見事優勝を果たした大久保秀昭さんをお訪ねました。慶應義塾野球部時代主将として春夏連覇を達成した際の恩師・前田祐吉元野球部監督をインタビュアーに、選手の指導法、エンジョイ・ベースボールの精神についてお聞きしました。

＜巻頭随筆　丘の上＞

　尾身　茂、堀田百合子、松本信昭、美濃部美津子

＜第33回　小泉信三賞全国高校生小論文コンテスト＞

　小泉信三賞　　第四の権力（横関崇志）
　同　　次席　　私の問題意識　（田上寧奈）
　同　　佳作　　しなやかな許容　（河野恵巳）
　同　　佳作　　成年者としての可能性　（関口佐紀）
　同　　佳作　　生きている時に抗して　（田中愛莉）

　〈選評〉麻生泰・岩谷十郎・牛場暁夫、荻野安奈・速水淳子

＜連載＞
KEIO MONO MUSEUM 1　福澤諭吉　アメリカ土産の乳母車
慶應義塾史跡めぐり　第31回	山内慶太
現代に生きる福澤諭吉のことば　その31	大久保忠宗

＜その他＞
演説館	高橋慶子
塾員クロスロード	上野宏秀山、
Researcher's Eye	内海幸久、佐野元昭
執筆ノート	磯田道史、濱野智史宇沢美子、加藤三明
社中交歓（丑）	中島敬二　菊池俊彦岩垂　修、羽田　功
展覧会の鑑賞ポイントのご紹介　――慶應義塾創立一五〇年記念「未来をひらく福澤諭吉」展（二）
	前田富士男