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ジンバブウェの政治と社会
変動する政治と人々の暮らし
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・アフリカ大陸東南の国ジンバブウェでのフィールドワークの成果をまとめた論文集。 ・1990 年代後半〜2010 年代後半までの政治と社会の移り変わりを分析する。
著者が1990 年代後半〜 2010 年代後半にかけて行ったフィールドワークをもとに、アフリカ大陸東南にあるジンバブウェの政治と社会について、国家の政治体制や都市と農村の実態に焦点を当てて分析を行う。

序論
第1章 ZANU-PF と政治体制の変貌 はじめに 1「 革命政党」としての ZANU-PF と有権者の忠誠心 2「 民主主義体制」から「選挙権威主義体制」へ おわりに
第2章 クレプトクラシーの政治── 2000 〜 2008 年定 はじめに 1「 クレプトクラシー」国家の歴史的背景 2 クレプトクラシー国家の誕生 3 クレプトクラシー体制と「正当な物理的暴力装置」 おわりに
第3章 社会と国家に翻弄される官僚制 はじめに 1 近代国家と官僚制 ……
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井上一明(いのうえ・かずあき) 慶應義塾大学名誉教授、法学博士 1952年生まれ。1975年、慶應義塾大学法学部政治学科卒業、1980年、慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。1983年、松阪大学政治経済学部専任講師、同助教授、1989年、慶應義塾大学法学部助教授、1999年、同教授、2018年、慶應義塾大学名誉教授。専攻はジンバブウェの政治体制、ジンバブウェにおけるコモンズの運営。 主著に、『ジンバブウェの政治力学』(慶應義塾大学法学研究会叢書、2001年)、『アフリカU』(共著、朝倉書店、2008年)など。
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