大学生のためのウェブ調査入門
社会科学からみた設計と実装
|
・ウェブ調査の基本を解説する初の学生向け入門書。 ・従来の社会調査とウェブ調査は何が同じで、何が違うのかをわかりやすく紹介。 ・これから社会調査を行う全ての人に必読の一冊。
ウェブを利用した社会調査はコロナ禍以降急速に普及したが、その方法論や問題点についてわかりやすく解説している文献は少ない。 本書は、ウェブ調査の全体像、測定誤差についての考え方、Google Formsを使っての回答画面作成、そしてホスティングサービスを利用した「セルフ型ウェブ調査」の実装の初歩までを網羅。はじめてウェブ調査を行う人に必要な知識と考え方を伝える一冊。


イントロダクション 社会科学という視点からウェブ調査をみる 1 急速に普及する「ウェブ調査」 2 社会科学と「一般化可能性」 3 「調査の技術」という課題 4 ウェブ調査の技術は発展途上
第1章 ウェブ調査のアウトライン 1 三つのウェブ調査 2 ウェブ調査の経費 3 「職業的回答者」という問題 4 クレーム処理の回避 5 ウェブ調査のアプリケーション 6 回収後の作業
第2章 科学論とウェブ調査 1 科学と科学的思考 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
吉村治正(よしむら・はるまさ) 奈良大学社会学部教授。シカゴ大学社会学部(大学院)修了。Ph.D in Sociology. 専門は社会学、社会調査法。著書に『社会調査における非標本誤差』(東信堂、2017年)ほか。
増田真也(ますだ・しんや) 慶應義塾大学看護医療学部教授。慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(心理学)。専門は社会心理学。著書に『心理学が描くリスクの世界Advanced──行動的意思決定の展開』(共編著、慶應義塾大学出版会、2023年)ほか。
正司哲朗(しょうじ・てつお) 奈良大学社会学部教授。龍谷大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。博士(工学)。専門は情報学。著書に『スマートフォンと○○の世界〈奈良大ブックレット10〉』(共著、ナカニシヤ出版、2022年)。
|