▼20世紀イギリス文学の雄D. H. ロレンスを文学・思想・歴史研究のさまざまな視座から読み直す。 ▼その思想を新たに位置づけ、自伝的小説Sons and Lovers のイメージを刷新する読みを提示。 ▼Cambridge University Press版の底本の誤りを正す本文校訂も収録。
序
D・H・ロレンス作品 略称表および文献情報
第T部 「オンリー・コネクト」から「オンリー・コネクト」再訪へ 第1章 第I部まえがき──D. H. ロレンス研究という旅 第2章 「オンリー・コネクト」──現代に於けるロレンスの意味(1985年) 第3章 「オンリー・コネクト」再訪または長い補遺(2021年)
第U部 Sons and Lovers 論 第4章 第II部まえがき──Sons and Lovers のキュー ……
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武藤浩史(むとう・ひろし) 慶應義塾大学名誉教授 1958年生まれ、ウォリック大学大学院卒(Ph.D.)。著書に、『「ドラキュラ」からブンガク』、『「チャタレー夫人の恋人」と身体知』、『ビートルズは音楽を超える』など。訳書に、D. H. ロレンス『息子と恋人』(小野寺健と共訳)、『D. H. ロレンス幻視譚集』、フォード・マドックス・フォード『かくも悲しい話を……情熱と受難の物語』、マーガレット・ドラブル『昏い水』、サミュエル・バトラー『エレホン』ほか多数。
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