活躍する若手社員をどう育てるか
研究データからみる職場学習の未来
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▼活躍する若手社員=「仕事から学び、成長し続ける」若手を育てるにはどうすればいいのか? ▼マイナビと山内研究室(東京大学)の共同研究の成果と提言を発信! ▼企業の人事担当者、若手社員を指導する管理職必見!
労働環境が大きく変化するなか、20代の若手社員が日々の仕事から学び、成長し続けるために、上司、同僚、職場はどのようなサポートができるのだろうか。 本書では株式会社マイナビと東京大学大学院情報学環山内祐平研究室の共同研究によるインタビュー調査・量的調査から、若手社員の「パーソナリティ」と「行動・環境」に注目して得られた実態調査の知見とともに、3つのキー概念=「思考のモデリング」「ジョブ・クラフティング」「心理的居場所感」を用いた人材育成の方法を提案する。
UTokyo BiblioPlaza Books written by UTokyo professors (東京大学教員の著作を著者自らが語る広場)に編者の山内祐平先生による紹介文が掲載されました。 本文はこちら
はじめに
第1部 若手社員育成の現状と調査の狙い 第1章 なぜ今「若手社員の育成」が重要なのか(田中 聡) 1. 変わる「若手社員の育成」 2. 「若手社員の早期戦力化」が求められる時代背景 3. 若手社員の育成に苦しむ日本企業――OJTの機能不全 4. 若手社員の育成に関する研究の動向 5. まとめ
第2章 活躍する若手社員の実像を探る――調査の概要(池尻良平) 1. 研究のフレームワーク 2. 各調 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
※[ ]内は、担当箇所 [編著者] 山内祐平(やまうち ゆうへい) [はじめに] 東京大学大学院情報学環 教授 1967年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程中退。博士(人間科学)。茨城大学講師、助教授を経て2000年東京大学大学院情報学環准教授。2014年より現職。専門は情報化社会における学習環境のデザイン。開発研究とフィールドワークを連携させた研究を展開している。著書に『ワークショップデザイン論』(共著、慶應義塾大学出版会)、『学習環境のイノベーション』(東京大学出版会)など。
[著者] 田中 聡(たなか さとし) [第1章] 立教大学経営学部 助教 1983年生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。パーソナル総合研究所リサーチ室長・主任研究員などを経て2018年より現職。専門は人材開発・チーム開発。
池尻良平(いけじり りょうへい) [第2章、第5章] 東京大学大学院情報学環 特任講師 1985年生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程満期退学。2014年に博士号(学際情報学)を取得。東京大学大学院情報学環、特任助教を経て2017年より現職。歴史を現代の問題解決に応用できるゲーム教材を開発している。
鈴木智之(すずき ともゆき) [第3章] 名古屋大学大学院経済学研究科産業経営システム専攻 准教授。名古屋大学経済学部経営学科 准教授 1976年生まれ。東京工業大学大学院社会理工学研究科人間行動システム専攻博士課程修了。博士(工学)。アクセンチュア株式会社マネジャー、wealth share株式会社代表取締役社長などを経て2021年より現職。専門は採用・選抜研究、労働者のパーソナリティ研究、人事アセスメント研究。東京大学大学院情報学環 客員准教授を兼務。
城戸 楓(きど かえで) [第4章] 東京大学大学院情報学環 特任助教 1981年生まれ。大阪府立大学大学院人間社会学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。大阪教育大学教員養成開発連携センターにおいて特任助教として大学調査(IR)に従事した後、2019年より現職。株式会社マイナビHR Trend Lab 招聘研究員。
池田めぐみ(いけだ めぐみ) [第6章、第7章] 東京大学社会科学研究所附属 社会調査・データアーカイブ研究センター助教 1991年生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程満期退学、2020年に博士号(学際情報学)を取得。東京大学大学院情報学環、特任研究員を経て2020年より現職。
土屋裕介(つちや ゆうすけ) [おわりに] 株式会社マイナビ 教育研修事業部 事業開発統括部 統括部長 1983年生まれ。日本大学経済学部卒。国内大手人事コンサルティング会社などを経て、2013年に株式会社マイナビに入社、2020年より現職。研修プログラム・アセスメントセンター・サーベイなど人材開発/組織開発分野の商品開発に従事。また、2018年に企業内研究機関「HR Trend Lab」を株式会社マイナビ内に設立し所長を務め、産学連携の強化を推進している。
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