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命に〈価格〉をつけられるのか

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四六判/上製/320頁
初版年月日:2021/04/30
ISBN:978-4-7664-2736-3
(4-7664-2736-X)
Cコード:C0033
定価 2,970円(本体 2,700円)
命に〈価格〉をつけられるのか
書評 目次 著者略歴

▼人の命についている「値段」とはいったい何?
▼テロ事件の犠牲者の補償金が違うのはなぜか?
▼命の「正しい」価値づけは存在するのか?

9.11 テロの犠牲者、殺人事件、死亡事故の賠償金はどのように決められるのか? 生命保険や公害対策のために計算される人命の価値とは?
経済学者、統計の専門家、規制当局が駆使する「統計的生命価値(VSL)」の豊富な例をわかりやすく解説し、「人の命」とは何かという問題に向き合う。

書評

『三田評論』 2021年8・9月号(No.1258)(p.100)「執筆ノート」で、本書が紹介されました 本文はこちら
西日本新聞 2021年7月24日(8面)に書評が掲載されました。評者は根井雅弘氏(京都大教授)です。
北海道新聞 2021年7月4日(9面)「ほん面・読書ナビ」に書評が掲載されました。評者は根井雅弘氏(京都大教授)です。本文はこちら

目次

第1章 お金か命か?

第2章 2つのタワーが崩れるとき――9・11同時多発テロの場合

第3章 司法に正義はあるか?――法律と裁判における命の価格づけ

第4章 水のなかのわずかなヒ素――規制機関による命の価値評価

第5章 誰の財布で利益を最大化するか?――企業による命の計算と労働市場

第6章 祖父のように死にたい――生命保険で命の値札はどう決まるのか

第7章 若返りたい――健康の価値と医療保険

第8章 子育てをする余裕はあるか?――出産の選択と子どもの命
……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

【著者】
ハワード・スティーヴン・フリードマン(Howard Steven Friedman)
1972年生まれ。データサイエンティスト、医療経済学者、文筆家。ニューヨーク州ビンガムトン大学で応用物理学の学士号を取得後、ジョンズ・ホプキンス大学で統計学の修士号と生体医工学のPh.D.を取得。データサイエンス、統計学、医療経済学、政治学の分野で約100本の学術論文や書籍の章を(共同)執筆。現在は国連人口基金(UNFPA)に勤める傍ら、コロンビア大学准教授でもある。

【訳者】
南沢 篤花(みなみさわ・あいか)
大阪府立大学工学部卒。慶應義塾大学文学部卒。英日翻訳家。主な訳書に『セールスライティング・ハンドブック』(翔泳社刊)、『コーディネーター』(論創社刊)などがある。

定価2,970円 (本体:2,700円)
在庫あり

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