▼現代人に必須の教養書
身の周りの景観や気象、防災、環境問題、そして日進月歩で解明されつつある宇宙の姿まで、地学は実に幅広く魅力的な学問です。 本書は固体地球、大気海洋、天文の3部構成で、それぞれの専門家が基礎から最新の知識まで、わかりやすく解説します。 地球と人間の関係から生じる多様な問題に対し、科学的な事実を踏まえて取り組む能力を身につけましょう。 文系・理系問わず、すべての大学生に向けた新しい地学テキスト!
はじめに
第1部 活動する地球の姿
1.地球の概観と内部構造 1-1. 地球の認識 1-2. 地球の大きさの計測 1-3. 地球の精密な形 1-4. ジオイドとGPS測量 1-5. 地球の内部構造を探る 1-6. 地殻とマントル 1-7. 地殻の厚さの分布 1-8. アセノスフェアとリソスフェア 1-9. 地磁気 コラム 残留磁気と松山基範
2.プレートテクトニクス 2-1. ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
杉本 憲彦(すぎもと のりひこ) 第2部担当 慶應義塾大学法学部日吉物理学教室教授、自然科学研究教育センター副所長 京都大学理学部卒業、京都大学大学院理学研究科博士課程(地球惑星科学専攻)修了。理学博士、気象予報士。 2005年名古屋大学大学院工学研究科COE研究員、2008年慶應義塾大学専任講師、准教授を経て、2020年より現職。その間、2014〜2016年フランス・エコールポリテクニーク客員研究員。 専門は気象学、地球流体力学、惑星大気科学など。 主な著書に『風はなぜ吹くのか、どこからやってくるのか』(ベレ出版、2015年)、『法学・経済学・自然科学から考える環境問題』(共著、慶應義塾大学出版会、2017年)など。
杵島 正洋(きしま まさひろ) 第1部担当 慶應義塾高等学校理科教諭 東京大学理学部地学科卒業、東京大学大学院理学系研究科修士課程(地質学専攻)修了。 1998年より現職。その間、2002〜2015年慶應義塾女子高等学校講師、2014年より慶應義塾大学講師。 専門は地質学、堆積地史学、地学教育など。 主な著書に『新しい高校地学の教科書』(共著、講談社ブルーバックス、2006年)など。
松本 直記(まつもと なおき) 第3部担当 慶應義塾高等学校理科教諭 横浜国立大学教育学部(地学専攻)卒業、横浜国立大学教育学部修士課程(地球科学専攻)修了。気象予報士。 1990年より現職。その間、1999〜2002年横浜国立大学教育人間科学部講師、2005〜07年、2011年慶應義塾湘南藤沢中・高等部講師、2012年より慶應義塾大学講師。 専門は地学教育、観測天文学など。 主な著書に『新しい高校地学の教科書』(共著、講談社ブルーバックス、2006年)など。
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