はじめて学ぶ大学教養地学

はじめに
第1部 活動する地球の姿
1.地球の概観と内部構造 1-1. 地球の認識 1-2. 地球の大きさの計測 1-3. 地球の精密な形 1-4. ジオイドとGPS測量 1-5. 地球の内部構造を探る 1-6. 地殻とマントル 1-7. 地殻の厚さの分布 1-8. アセノスフェアとリソスフェア 1-9. 地磁気 コラム 残留磁気と松山基範
2.プレートテクトニクス 2-1. プレート理論の誕生 2-2. プレート境界 2-3. プレート運動の原動力とプルームテクトニクス
3.地震と地震災害 3-1. 地震という現象 3-2. 地震発生のしくみ 3-3. 地震学の勃興と発展(昭和南海地震まで) 3-4. 空白域とアスペリティ(2011年まで) 3-5. 東日本大震災と南海トラフ巨大地震(2011年以降) 3-6. 地震災害と防災 コラム 稲むらの火と津波てんでんこ
4.岩石と鉱物 4-1. 岩石をつくる鉱物の特徴と分類 4-2. ケイ酸塩鉱物 4-3. 固溶体 4-4. 火成岩の分類 4-5. 堆積岩と変成岩
5.マグマと火山 5-1. 火山の噴火と火山の姿 5-2. 火山の分布とマグマの成因 5-3. 沈み込み帯におけるマグマの成因 5-4. マグマの多様化 5-5. 花こう岩の謎
6.地形と地層の成り立ち 6-1. 地球内部エネルギーがもたらす地表の景観 6-2. 太陽エネルギーがもたらす地表の景観 6-3. 二つのエネルギーの相互作用による地形 6-4. 海面の上下変動と氷期・間氷期 6-5. 堆積物と地層 6-6. 地質時代区分 6-7. 放射年代測定法 コラム 氷床コアが保存する過去の気温変動
7.地球の生命の歴史 7-1. 地球の誕生(46億〜40億年前:冥王代) 7-2. 生命の誕生(40億〜35億年前:太古代前期) 7-3. 光合成生物の登場と地球環境の激変(35億〜25億年前:太古代) 7-4. 動物・植物の登場と繁栄(25億〜7.3億年前:原生代) 7-5. 全球凍結事変(7.3億〜6.3億年前:原生代) 7-6. 生物の爆発的な繁栄(6.3億〜4.4億年前:原生代末〜古生代前期) 7-7. 生物の陸上進出と大量絶滅事変(4.4億〜2.5億年前:古生代中期〜後期) 7-8. 恐竜など爬虫類の繁栄(2.5億〜6600万年前:中生代) 7-9. 白亜紀末の大量絶滅事変(6600万年前:中生代末) 7-10. 寒冷化する地球と人類(6600万年前〜現在:新生代)
8.人間社会と地球の関わり 8-1. 地下資源の分類 8-2. 鉱床の形成 8-3. レアメタルの特性 8-4. リサイクルと都市鉱山 8-5. エネルギー資源の形成 8-6. 地球上で人間が暮らすということ
第2部 地球をめぐる大気と海洋
1.大気の構造 1-1. 気体の性質 1-2. 大気の組成 1-3. 気圧と層構造 コラム オーロラの発生のしくみ
2.雲と降水 2-1. 安定、不安定、中立の概念 2-2. 潜熱と湿潤断熱減率 2-3. 雲の形成 2-4. 降水のしくみ 3.地球の熱収支 3-1. 熱放射 3-2. 短波放射 3-3. 赤外放射 3-4. 温室効果 コラム 惑星などの放射平衡温度
4.大気の運動 4-1. ニュートン力学 4-2. 風の要因 4-3. コリオリ力 4-4. 風の力のバランス 4-5. ハドレー循環と偏西風 4-6. 傾圧不安定とフェレル循環
5.海洋の構造 5-1. 海水の組成 5-2. 海洋の層構造 5-3. 海水の振動
6.海洋の大循環 6-1. 風成循環 6-2. エクマン輸送 6-3. 西岸強化 6-4. 深層循環 コラム ホッケ柱 7.大気と海洋の相互作用 7-1. 世界の気候と日本 7-2. 日本の四季 7-3. エルニーニョと北極振動 7-4. 物質循環
8.大気・海洋と人間 8-1. 天気予報 8-2. 気象災害 8-3. 気候変動と地球温暖化 8-4. 環境問題 8-5. 持続可能性
第3部 地球を取り巻く天体と宇宙
1.天体の運動と暦 1-1. 地球の運動と1日 1-2. 均時差 1-3. 天体の位置の表し方(赤道座標) 1-4. 年周運動と暦 1-5. 月とひと月 1-6. 天体の運動と時間単位 1-7. 地球自転の証明 1-8. 地球公転の証明 コラム 年周視差をめぐるタイムレース
2.惑星の運動と宇宙観の変遷 2-1. 惑星の運動 2-2. 惑星現象 2-3. 宇宙観の変遷とケプラーの法則 2-4. ケプラーの法則 2-5. 調和の法則から惑星の軌道半径を知る 2-6. 1天文単位の決定 2-7. 地球を1円玉の大きさに縮小すると 2-8. 調和の法則の証明
3.太陽系の姿と惑星探査 3-1. 太陽系の形成 3-2. 太陽系の天体 3-3. 太陽系生命圏 3-4. 系外惑星 コラム 太陽系外からの来訪者
4.恒星としての太陽 4-1. 核融合反応 4-2. 太陽の構造 4-3. 太陽活動と地球 コラム 地上の星 核融合炉
5.恒 星 5-1. 恒星までの距離 5-2. 恒星までの明るさ 5-3. 恒星のスペクトル 5-4. フラウンホーファー線と恒星のスペクトル型 5-5. HR図 5-6. 恒星の進化 コラム ベルのパルサー発見 6.宇宙の距離はしご 6-1. ケプラーの第3法則の利用 6-2. 年周視差の利用 6-3. HR図の利用 6-4. セファイド 6-5. ハッブル・ルメートルの法則 6-6. Ta型超新星 コラム 聴覚障がい者が活躍したセファイド研究
7.最新探査が描く宇宙の姿 7-1. 銀河の姿 7-2. 銀河系の周辺 7-3. 宇宙の大規模構造 7-4. 見ることのできる宇宙の果て 7-5. WMAP衛星の活躍 7-6. 私たちは星の子 コラム 重力波とブラックホール、そしてマルチメッセンジャー天文学
索引
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