▼「憲法」には何が書いてあるか? 憲法はなぜあるのだろう? 日本国憲法全体をわかりやすく説明する日本国民の必読書! ▼基礎教養としての「日本国憲法」をやさしく解説。 ▼付録として、日本国憲法全文を掲載。
本書は日本国憲法をわかりやすく説明していく書籍。法律の専門家や法律専攻の学生のためのに書かれているわけではありません。むしろ、法律をあまり身近に感じていない方や、これから法律を基礎教養として学びたいと思っていらっしゃる方にこそ、読んでいただきたい本。 話題となった事例や、身近なニュース事例などをとり上げながら日本国憲法を解説し、近年、検討されている憲法改正だけでなく、そもそも憲法には何が規定されているのか? 国民の幸福を追求するためには私たちは何を知っていれば良いのか? を、平易ながらも明快にひも解いてゆく。

はじめに
第1章 日本国憲法とは? 1.憲法の定義と目的/2.憲法の基本原理と構造 〔コラム 事例から考える〕憲法と国際法では、どちらが優先するか?
第2章 天皇と象徴 1.天皇の位置づけ/2.天皇の仕事 〔コラム 事例から考える〕天皇の生前退位
第3章 人権の制限 1.外国人/2.公務員/3.受刑者/4.未成年 〔コラム 事例から考える〕年齢による人権制限
第4章 信教の自由と政教分離 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
吉田 成利(よしだ なるとし) 明海大学ホスピタリティ・ツーリズム学部准教授。博士(法学・ロンドン大学PhD)。 1982年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。慶應義塾大学院法学研究科民事法学専攻修士課程修了。慶應義塾福澤研究センター調査員を経て、ロンドン大学キングスカレッジ ロースクールLLM 課程およびPhD 課程修了。シカゴ大学ロースクールLL.M. 課程修了の後、現職。 専門分野:憲法、陪審制度、比較法、法文化論、法制史。 著作に、“The case for abolishing jury trial in the English legal system”(2015年、博士論文)、“Pro bono duty of a lawyer”(明海大学ホスピタリティ・ツーリズム学部論文集 Journal of Hospitality and Tourism, No.14 (2018-2019))、“The Management of Supreme Court Law Clerks and Roberts Court”(明海大学ホスピタリティ・ツーリズム学部論文集 Journal of Hospitality and Tourism, No.13 (2017-2018))、“The TPP agreement and labour mobility in Japan”(明海大学ホスピタリティ・ツーリズム学部論文集Journal of Hospitality and Tourism, No.12 (2016-2017))他。
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