毒と薬の文化史
サプリメント・医薬品から危険ドラッグまで
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▼薬のすべて! ▼毒と薬,薬学,薬剤師について考える!!
毒や薬にまつわる事件や事故,薬がたどってきた歴史,薬の危険性,薬を扱う専門家である薬剤師とその養成機関である大学薬学部,医薬分業の重要性,人を虜にしてしまう麻薬・覚醒剤・大麻や危険ドラッグを広く解説。
▼歴史上の出来事や近年起きた事件から、人と薬物のかかわりを考える。 ▼近年購入が容易になったサプリメント・医薬品の有用性や危険性について正しい知識を紹介した。 ▼「薬史学」「薬学概論」の教科書としても最適。
サプリメント、医薬品、危険ドラッグ――。現代を生きる私たちの生活は、毒や薬と切っても切れない関係にある。本書は、古今東西の毒と薬にまつわる数々のエピソードを紹介しながら、さまざまな視点から「薬」について考える。

公益社団法人 日本薬学会『ファルマシア』 2018年54巻6号(p. 636_2)に書評が掲載されました。評者は坂本謙司氏(北里大学 薬学部 薬学科・生命創薬科学科 分子薬理学教室 准教授)です。 本文はこちら
薬学生・薬剤師向け情報誌 MIL[ミル] 75号(2018年 Spring)「読者プレゼント」(p.30)に紹介されました。

はじめに
第1章 最近起きた毒や薬にまつわる事件と事故 ――毒や薬の本質―― 1.1 戦争と毒と薬 1.1.1 戦争と毒ガスの使用 1.2 保険金殺人事件 1.2.1 トリカブト殺人事件 1.2.2 本庄保険金殺人事件 1.2.3 和歌山毒カレー事件と砒素にまつわる事件 1.2.4 昏睡強盗 1.3 スポーツとオリンピックとドーピング事件 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
船山信次(ふなやま・しんじ) 日本薬科大学教授,薬学博士,薬剤師。 1951年生まれ。東北大学薬学部卒業,東北大学大学院薬学研究科博士課程修了。天然物化学専攻。米国イリノイ大学薬学部博士研究員,北里研究所室長補佐,東北大学薬学部専任講師,青森大学工学部教授などを経て現職。日本薬史学会常任理事。著書は,『アルカロイド』(共立出版),『アミノ酸』(東京電機大学出版局),『毒と薬の科学』(朝倉書店),『毒と薬の世界史』(中央公論新社),『〈麻薬〉のすべて』(講談社),『カラー図解 毒の科学』(ナツメ社),『民間薬の科学』(SBサイエンス・アイ新書),『毒! 生と死を惑乱』(さくら舎)など多数。
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