▼技術・情報・社会システムの未来をデザインする! 大規模化・複雑化する現代社会において、私たちはどのような問題意識をもち、どのように解決方法を考えていくべきか? 強力な学問体系である「SDM学」の全体像を初めて紹介する。
▼システムデザイン・マネジメント(SDM)学とは、100年先を見越した俯瞰的問題意識をもち、あらゆる技術システムや社会システムを対象に全体統合的問題解決を図るための新しい学問体系である。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(慶應SDM)では、2008年から、システムズエンジニアリング、システム×デザイン思考、プロジェクトマネジメントを学問基盤として、SDM学の構築とそれを実践する人材の育成を行なってきた。 ▼本書ではSDM学および慶應SDMの全貌を明らかにする。まず、なぜSDM学なのかを解説する。続いて、SDM学を読み解くための20のキーワードを説明する。そして、SDM学を構築し実践するための具体的事例として、全部で40の教育・研究・人材育成の例を紹介する。
![目次](/img/detailh4-contents.gif)
はじめに
第1章 いま、技術・社会の何が問題なのか? 1.1 単一ディシプリンの限界 1.2 現代は大転換時代である 1.3 ネットワークの時代とは何か 1.4 ボトムアップとトップダウンの綱引きが続く 1.5 「システム」「デザイン」「マネジメント」の視点から俯瞰的問題解決を
第2章 SDM学を読み解くキーワード 2.1 システム 2.2 デザイン 2.3 マネジメント 2.4 システムデザイン・マネジメント 2. ……
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慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント(SDM)研究科は、慶應義塾創立 150年事業の一環として2008年に開設された独立研究科です。最新のテクノロジーが集積された技術システムから巨大で複雑な社会システムまで、現代のあらゆる「システム」のデザインとマネジメントを教育・研究対象としています。新しい複合領域でリーダーとして活躍する人材の養成を目的とした斬新なカリキュラムは、国内外から注目されています。SDM研究科では、現代社会の最前線で巨大な「システム」を実際に創りあげ、時には失敗を味わった先導者たちの知恵に学ぶ斬新なカリキュラムを構築し、実践しています。
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