からだによいオイル
―― 健康と美容をかなえる油の教科書
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油ドクターによるオイルのバイブル! あなたは、オメガ3がからだにいい理由、EPAやDHAが頭にいい理由を説明できますか? この本で、オイルの特性・選び方・摂り方や、脂質についての基礎知識を身につけて、豊かな食生活と健康で安らかな毎日を過ごしましょう。
毎日の健康的な生活で気をつけることは、食事と運動です。この本では、とくに食事の中のオイル(油)に注目します。オイルは、貴重な栄養素で、少ない食事量で多くのエネルギー(カロリー)を得ることができ、私たちの身体をつくる60兆個の細胞の一つひとつを機能させています。 現代日本人にとって、カロリーは大きな問題ではありません。日本人の一日平均摂取カロリーは1890キロカロリーで、第二次世界大戦直後である1946年の摂取カロリーを下回っています。すなわち、カロリーを基盤としたダイエットは必要ないのです。それよりも、食事のバランスと食材の選択が重要です。 この本では、オイルの特徴と機能をわかりやすく解説しました。おいしい栄養素であるオイルをせっかく摂るのであれば、目的に合致したオイルを、正しい方法で摂ろうではありませんか。この本が、あなたの食事を豊かに、そしてあなたを健康的にするお手伝いができれば幸いです。 (「まえがき」より)
まえがき
第1章 からだによいオイル 【アマニ油・エゴマ油】 @ よく聞く「オメガ3」って何? A 血管壁の健康が、全身の健康を左右する B なぜ、オメガ3が血管にいいのか? C LDLコレステロールを取り除き、血液サラサラに D 血管をツルツルにして動脈硬化を防ぐ E 炎症を抑制し、免疫機能を正常化する F オメガ3とオメガ6をバランスよくとることが大切 G たった一つの注意点 ―― オメガ3は熱に弱い ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
井上浩義(いのうえ・ひろよし) 1961年福岡県生まれ、1989年九州大学大学院理学研究科博士課程修了、山口大学医学部生理学教室助手、久留米大学医学部放射性同位元素施設教授などを経て、2008年から慶應義塾大学医学部化学教室教授。日本抗加齢医学会評議員、日本生理学会評議員など。現在、中央教育審議会高等学校の数学・理科にわたる探究的科目の在り方に関する特別チーム委員、経済産業省資源エネルギー庁専門委員など。平成22年度文部科学大臣表彰科学技術賞、化学コミュニケーション賞2012など受賞多数。医学博士、理学博士。
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