耳鳴りを治す 改訂版
― コントロールしながらうまくつきあう
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▼耳鳴りをコントロールし苦痛をやわらげる。
▼耳鳴りで悩んでいる人に、医者は「治りませんよ」と言う。耳鳴りは完全になおるときもあるが、なかなか治りにくいものである。本書は、長年診察と治療にあたり患者さんの悩みを聞いてきた著者が、耳鳴りの仕組みを分かりやすく説明し、治療の目標をより明快に「耳鳴りをコントロールし、苦痛をやわらげること」において執筆したものである。耳鳴りに悩む方を救いたいという願いがこめられている。改訂に当たり、新たな検査法、治療法、症例等を加筆・増補。
改訂にあたって はじめに
1章 耳鳴りとは何か 耳鳴りの定義 耳鳴りの性状 耳鳴りについてよく聞かれる質問ベスト17 1 耳鳴りは放置するとどうなってしまうか 2 耳鳴りはどこまで治せるか 3 耳鳴りのある人はどれぐらいいるのか 4 耳鳴りは加齢変化なのか 5 耳鳴りは難聴のはじまりなのか 6 耳鳴りと聴覚障害は関係があるのか 7 難聴はないのに耳鳴りだけすることがあるのか 8 耳鳴りは難聴のほか、どんな症状を伴う ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
神崎 仁(かんざき じん) 国際医療福祉大学附属熱海病院 元病院長、国際医療福祉大学教授、慶應義塾大学名誉教授、医学博士。1961年慶應義塾大学医学部卒業、1972年同大学医学部専任講師、1987年同大学医学部教授、1995から1999年慶應義塾大学病院長。国際聴覚医学会会長、日本聴覚医学会理事長、日本めまい・平衡医学会理事、日本耳科学会理事など多くの要職を務める。著書には『めまいを治す [改訂版]』(慶應義塾大学出版会、2003)、『めまいの医学』(南山堂、1995)、『耳鳴の克服とその指導』(金原出版、1993)、『聴覚情報処理とその異常』(メジカルビュー社、1996)など多数。
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