悩める書き手に贈る希望の書
▼20年以上もアメリカで読まれている「論文の書き方」超ロング&ベストセラー。
▼著名な社会学者のベッカー先生が、論文の作法とその心得を伝授。 書く前の心の準備、読者の嘲笑への恐怖、学会との付き合い方、書き手のジレンマ、文献の扱い方など、迫りくる「書く」苦しみをどのように乗り越えるか、たくさんのヒントを与えてくれる。ベッカー先生の叱咤激励がきっとあなたの背中を押してくれるはず。 学生、研究者だけでなく、白い紙の前に座る「書く人」すべてに贈る希望の一冊。
本書は、日本図書館協会選定図書です。
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第ニ版への序文 序文
1 大学院生のための基礎英語 2 ペルソナと権威 3 「ただ一つの正しいやり方」という幻想 4 耳を使っての編集 5 プロフェッショナルとしての書き方を学ぶ 6 リスク 7 ドアの外へ出す 8 文献に怯える 9 コンピュータで書く 10 むすびの言葉
参照文献 訳者あとがき
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
【著者】 ハワード・S・ベッカー(Howard S. BECKER) 1928年シカゴ生まれ。社会学者。シカゴ・ノースウェスタン大学、シアトル・ワシントン大学で教鞭をとった。「ラベリング理論」を提唱したネオ・シカゴ学派の一人。ジャズピアニストでもある。主著に『完訳アウトサイダーズ――ラベリング理論再考』(現代人文社、2011年)、Art Worlds (University of California Press, 1982) など。
【訳者】 小川 芳範(おがわ よしのり) 1962年生まれ。慶應義塾大学非常勤講師。専門は、分析哲学、哲学史。86年、早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。2002年、ブリティッシュ・コロンビア大学哲学科博士号取得。訳書に『青ひげの卵』(筑摩書房、1993年)、『上司の使い方』(アスコム、2006年)など。
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