抗加齢医学では、老化の機構を追及し、あらゆる科学を結集して、加齢や老化現象に立ち向かう。 健康増進、クオリティ・ライフの向上、介護の要らない高齢者の生き方、寝たきりの高齢者を作らない、認知症を予防すること、などを再確認してどのような対処をしていくべきかを検討する。 加齢や老化に伴う諸症状を可能な限り進行を押しとどめて、できれば逆戻りさせてしまう。そのための具体的な目標を定めて、生活療法を含めた治療法を提案する。
▶ 第3版が刊行されました。

はじめに
第1章 抗加齢医学とは 抗加齢医学の目指すもの 加齢医学(老年内科)と抗加齢医学 百寿者の研究成果 抗加齢医学における診断と治療 医療における専門化の弊害 日本の高齢化社会 健康日本21 健康増進とオプティマルヘルス アメリカにおける健康観の変革 世界の抗加齢医学 日本の抗加齢医学 医師・医療従事者の役目
第2章 抗加齢医学の診断 人間ドック・健康診断 身体症状・QOLの評価 治療方針の選択の為のガイドライン ……
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米井 嘉一(よねい よしかず) 1958年東京生まれ。1982年慶應義塾大学医学部卒業、1986年同大学院医学研究科内科学専攻博士課程修了。1989年日本鋼管病院アンチエイジングドック設立。2005年同志社大学研究推進開発機構 アンチエイジングリサーチセンター教授、2008年同大学院生命医科学研究科教授、現在に至る。「アンチエイジングリサーチ」「糖化ストレス」について最新の研究活動を行うとともに抗加齢医学を実践する医師としても活動している。
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