今日から始められる、フィールドワーク入門! ▼「キャンパス(教室)」に閉じこもった知の獲得方法から脱し、まちへ出かけて、いろいろな人とコミュニケーションを築くあたらしいフィールドワーク――。これを本書では「キャンプ」として提唱する。 ▼自分は何に関心があるのかを見つけたい、教室での大学の授業に物足りなさを感じ、普段と違ったことをやってみたいという大学生のための、カジュアルで、あたらしい「フィールドワークのすゝめ」である。
本書は、日本図書館協会選定図書です。



日経情報ストラテジー 2010年2月号(125頁)で紹介されました。

はじめに――「キャンプ」という試み
1 なぜ「キャンプ」が必要なのか 1 「キャンプ」とは何か 2 現場に出かけることの重要性 3 「キャンプ」の可能性
2 どのように「キャンプ」をはじめるか 1 見慣れた「日常」から抜け出す 2 フィールドワークをはじめる 3 「キャンプ」の思想 4 継続することの重要性
3 「キャンプ」とメディア 1 記録のための道具 2 ケータイで調査する 3 調査者という役割の変化
4 「キャンプ」のための ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
加藤文俊(かとう ふみとし) 慶應義塾大学環境情報学部准教授。京都生まれ。1985年慶應義塾大学経済学部卒業。ペンシルバニア大学大学院Annenberg School for Communication、ラトガース大学大学院School of Communication, Information, and Library Studies修了(Ph. D.)。慶應義塾大学境情報学部助手、龍谷大学国際文化学部専任講師、助教授を経て現職。専門はコミュニケーション論、メディア論、定性的調査法(エスノグラフィー)。最近は、ケータイをはじめとするモバイルメディアを使ったフィールドワークや学習環境のデザインについて関心を持っている。著書に『ゲーミングシミュレーション』(共著)、『Gaming, Simulations, and Society: Research Scope and Perspective』(共編著)ほか。
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