ライフサイエンスの産業経済分析
経営と政策の共進的発展
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ビジネスモデルの進化を読み解く。 ▼ライフサイエンス産業が発展するために、日本の企業・政府が取り組むべき改革を、理論およびデータ・ケース分析から考察。 ▼革新的製品の研究開発を促す制度づくり、ジェネリック医薬品の普及などを、財政面といかに両立させるか、今後の方向を示唆する。

はじめに 第1章 ライフサイエンス産業における共進的発展の必要性 第2章 製薬産業(T)――世界における現状と将来 第3章 製薬産業(U)――日本の製薬産業の発展に向けて 第4章 日本のバイオベンチャー企業 第5章 日本の医療機器産業 第6章 共進的発展への政策課題と提言(T)――薬価・保険医療材料制度 第7章 共進的発展のための政策的課題と提言(U)――ジェネリック医薬品、治験環境、審査体制 索引
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中村洋(なかむら ひろし) 慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授。1988年一橋大学経済学部卒業、1996年スタンフォード大学経済学研究科博士課程修了(Ph.D.)、1996年慶應義塾大学大学院経営管理研究科専任講師、1998年同助教授、2005年より現職。慶應義塾インフォメーションテクノロジーセンター所長兼任。専攻、経済学・産業組織論(特に、バイオ・医薬品産業)。主要業績に「製薬産業の構造変化および新しいアライアンスおよびM&Aへの展望」(『臨床医薬』 2008年)、「医療用医薬品産業における構造変化と新たなM&A・アライアンスへの展望」(『医療と社会』2007年)、「診療報酬点数設定の透明化・適正化と医療機関の経営・オペレーション効率化に向けた長期的な診療報酬制度改革への一考察」(『社会保険旬報』2006年〔医療経済賞受賞〕)など多数。
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