現代アメリカのテレコミュニケーション政策過程
ユニバーサル・サービス基金の改革
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情報通信技術の発展とテレコム政策の変化。
情報通信技術の発展とそれによる巨大な社会変化のなかで、アメリカにおけるテレコム政策をめぐる政治過程がどのように変化しているのかを分析し、その変化が政策の内容そのものにいかなる影響を及ぼすかを検証する。 事例研究として、1996年電気通信法成立過程とE-rate(公私立学校ネット接続促進)プログラムの規制作成・政策実施過程から、政策ネットワーク内のアクターの増加要因とその影響を考察する。

序 章 本書の問題関心 情報通信政策とテレコム政策 本書の主旨
第一章 本書のねらい・理論的背景・構成 一 本書のねらい 二 理論的背景と課題 三 本書の構成
第二章 アメリカのテレコム政策をめぐるアクター 一 はじめに 二 連邦通信委員会と議会 三 大統領・ホワイトハウスとの関係 四 テレコム政策ネットワークにおけるその他のアクター 五 結論――テレコム政策ネットワークにおけるアクターの機能
第三章 一九九六年電気通信法の成立――ユ ……
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清原聖子(きよはら しょうこ) 慶應義塾大学法学部非常勤講師、慶應義塾大学メディアコミュニケーション研究所研究員、(財)電気通信振興会理事、(株)情報通信総合研究所研究員 1975年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。東京大学大学院情報学環助手、同特任助手、同客員教員(助教相当)フルブライト博士論文研究フェロー、ジョージタウン大学政治学部客員研究員を経て、現職。専攻は現代アメリカ政治、情報通信政策。
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