Mathematical Foundations of Measurement Theory
測定理論の数学的基礎
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和文タイトル:測定理論の数学的基礎(全英文)
「測定なくして科学なし」と言われるように、測定は科学における 最も基本的な概念である。本書は近年著者が提案している「測定理論」 の総合的な紹介であり、理系の学部4年〜修士向けに平易に書かれている。 測定論の領域は広大であり、いろいろな側面をもつ。 たとえば、 (1)力学的世界観の数学的表現 (2)システム理論・統計学の公理的定式化 (3)量子力学の代数的抽象化 (4)工学の基本的理論 (5)認識論(哲学)の数学的表現 等である。本書では、主に(2)と(3)を中心に測定論の数学的基礎の部分 が丁寧に扱われている。 科学に携わるすべての人々にお勧めの一冊。 詳細は以下のページご参照ください。 ★PDFおよび詳細情報提供サイト
(詳しくは上記★のサンプルPDFファイルをご覧下さい。) 1章 測定理論の哲学 2章 測定(数学の準備、公理1、頻度確率) 3章 システム間の関係(ニュートン方程式、シュレーディンガー方程式 公理2、測定可能定理) 4章 ボルツマンの平衡統計力学(エルゴード仮説) 5章 フィッシャーの統計学1(最尤法、検定) 6章 フィッシャーの統計学2(回帰分析) 7章 実践論理(三段論法) 8章 統計的測定(位相的基礎付け、ベイズの定理、カルマンフィルター、 エントロピー、主観的ベイズ ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
石川史郎(Shiro Ishikawa) 慶應義塾大学理工学部数理学科准教授
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