週刊東洋経済 2008年12月29日・2008年1月5日迎春合併特大号「経済・経営書ベスト100」(190頁)で紹介されました。 頻発する組織不祥事を防ぐ処方箋! ▼組織内で起こる不正予防のための心理学を使った新しい分析と教育方法を、新しい企業倫理学が提示する注目の1冊。組織の倫理教育、倫理基準作りに役立つテキスト。 ▼組織の倫理は個人の道徳観でなく組織内と外とのコミュニケーションから自ずと生まれる、という視点に立って、企業はもちろん、学校、官公庁、病院、マスコミなど、非営利的側面の強い組織の倫理教育にも使える、新しい教育方法を提示する。


週刊東洋経済 2007年12月29日・2008年1月5日迎春合併特大号「経済・経営書ベスト100」(190頁)で紹介されました。

序――組織倫理への心理学的アプローチ
理 論 編 第1章 組織倫理とコミュニケーション 1 従来の倫理学・徳育の限界 2 組織的不正・不祥事の発生構造 3 倫理と自己決定 4 視点変換とコミュニケーション 5 個人の道徳の発達 6 倫理と組織のコミュニケーション 7 教育現場の事例――いじめのある〈閉じられた〉学級からの立ち直り 8 自己参照から自己創出へ 9 組織倫理とオートポイエーシス
ケーススタディ編 第2章 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
蘭 千壽(あららぎ ちとし) 〔序・第1章・第5章・第6章〕 ※〔 〕内は執筆担当章 1979年、九州大学大学院教育学研究科博士課程(教育心理学)修了。教育学博士。 現在、千葉大学教育学部教授。 著書に、『変わる自己変わらない自己』(金子書房)、『教師と教育集団の心理』(共著、誠信書房)、『パーソン・ポジティヴィティの心理学』(北大路書房)ほか。 専門は教育心理学と社会心理学。オートポイエーシス論と教育の接続に関心がある。
河野哲也(こうの てつや) 〔序・第1章・第5章・第6章〕 1993年、慶應義塾大学大学院後期博士課程(哲学)修了。博士(哲学)。 現在、玉川大学文学部准教授。 著書に、『レポート・論文の書き方入門』(慶應義塾大学出版会)、『環境に拡がる心』(勁草書房)、『〈心〉はからだの外にある』(NHK出版)ほか。 専門は哲学と倫理学(組織倫理・科学技術論)。
松野良一(まつの りょういち) 〔第2章・第3章〕 1979年、九州大学教育学部卒。1998年、筑波大学大学院修士課程修了。博士(総合政策)。 朝日新聞社社会部記者、TBS東京放送ディレクターを経て、現在、中央大学総合政策学部教授。 著書に、『市民メディア論』(ナカニシヤ出版)、『市民メディア活動』(編著、中央大学出版部)ほか。 専門は、メディア論、ジャーナリズム論。生命論とメディア論の関係に関心を持っている。
山内桂子(やまうち けいこ) 〔第4章〕 2003年、九州大学医学系学府大学院医療経営・管理学専攻(修士課程)修了。 現在、東京海上日動メディカルサービス株式会社メディカルリスクマネジメント室主席研究員。 著書・論文に、『医療事故―なぜ起こるのか、どうすれば防げるのか』(共著、朝日新聞社)、『事例で学ぶヒューマンエラー』(共著、麗澤大学出版会)ほか。 専門は、医療社会心理学。医療現場のコミュニケーションと事故後のサポートに関心を持っている。
樽木靖夫(たるき やすお) 〔第5章・第6章〕 1991年、上越教育大学大学院修士課程修了。2003年、筑波大学大学院修士課程修了。 現在、横浜市立寺尾中学校教諭。 著書・論文に、「学級集団づくりへのコンサルテーション」『学校心理士の実践 中学校・高等学校編』(北大路書房)、「文化祭での学級劇における中学生の小集団の体験の効果−小集団の発展、分業的協力、担任教師の援助介入に焦点をあてて−」『教育心理学研究』第54巻(2006年)ほか。 専門は学校心理学と教育社会心理学。学級集団づくりに関心をもっている。
高橋知己(たかはし ともみ) 〔第6章〕 1992年、上越教育大学大学院修士課程(教育学)修了。 現在、岩手県滝沢村立姥屋敷小学校教諭。 著書・論文に、「学校社会での経験」『教員養成のためのテキストシリーズ 第2巻 発達と学習の支援』(新曜社)、「学級集団づくりへのコンサルテーション」『学校心理士の実践 幼稚園・小学校編』(北大路書房)ほか。 専門は、教育心理学と社会心理学。個人と集団、環境の作動を考えるのはわくわくする。
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