日韓両国の研究者が、両国の政党、メディア、社会集団、投票行動および価値観を中心に、市民社会における政治過程の変化を解明、その共通課題と相違点を探った一冊。特に韓国は民主化後、日本は第二次大戦後〜現代に焦点を当てる。

第1部 市民社会における政治学の意義と課題 第1章 市民社会と「政治学の市民化」 小林良彰
第2部 市民社会を取り巻く国内状況の変化 第2章 市民社会、政治社会、民主的責任性 任 ■ 伯 第3章 戦後日本の価値観変化 一九四五―二〇〇〇年 谷口将紀
第3部 市民社会における投票行動 第4章 日本における市民社会 森 正 ―政党関係の再構築の試み 第5章 韓国市民の投票行動分析 朴 贊 ……
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小林良彰(こばやしよしあき)編 慶應義塾大学法学部教授。同大学多文化市民意識研究センター長。日本学術会議会員。54年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程政治学専攻修了。法学博士(慶應義塾大学)。専門:政治学。 任■伯(いむひょくべっく)編 高麗大学校政治外交学科教授。52年生まれ。ソウル大学校政治学科卒業、政治学博士(シカゴ大学)。専門:比較政治。 谷口将紀(たにぐちまさき)著 東京大学大学院法学政治学研究科助教授。70年生まれ。東京大学法学部卒業。博士(法学、東京大学)。専門:現代日本政治。 森正(もりただし)著 愛知学院大学情報社会政策学部助教授。70年生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。法学修士(慶應義塾大学)。専門:現代政治分析。 朴贄郁(ぱくちゃんうっく)著 ソウル大学校政治学科教授。54年生まれ。ソウル大学校政治学科卒。政治学博士(アイオワ大学)。専門:比較政治。 渡部登(わたなべのぼる)著 新潟大学人文学部教授。57年生まれ。東京外国語大学街国語学部卒業。社会学博士(東京都立大学)。専門:政治社会学、社会運動論。 朴母、(ぱくちぇるひい)著 ソウル大学校国際大学院助教授。63年生まれ。ソウル大学校政治学科卒。政治学博士(コロンビア大学)。専門:比較政治、日本政治。 池田謙一(いけだけんいち)著 東京大学大学院人文社会系研究科教授。55年生まれ。東京大学文学部卒業。博士(社会心理学、東京大学)。専門:社会心理学、政治心理学。 金皓起(きむほうき)著 延世大学校社会学科教授。60年生まれ。延世大学校社会学科卒業。社会学博士(ビーレフェルト大学)。専門:社会理論。 金炳局(きむびゅんこく)著 高麗大学校政治外交学科教授。59年生まれ。ハーバード大学経済学科卒業。政治学博士(ハーバード大学)。専門:政治経済。
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