中国に経済発展をもたらしたものは何か? 著者のオリジナルデータや各種統計データを時系列的な整備により、中国経済のマクロ的な家計行動を実証的に分析。中国における高い家計貯蓄率の要因を明らかにする。また、1990年代の金融システムの変貌に焦点をあて、資金循環の構造的な変化がどのように生じ、実態経済の投資過熱にいかに波及しているか解明する。


中国研究月報 2006年7月号(vol.60 No.7)「書評(45頁)」欄で紹介されました。 アジア経済 2006年3月号(XLVII-3)「書評(93頁)」欄で紹介されました。 日経ビジネス 2005年11月28日号(103頁)で紹介されました。 投資経済 2005年11月号「ブック紹介(116頁)」で紹介されました。 日本経済新聞 2005年10月2日朝刊「読書」欄で紹介されました。 エコノミスト 2005年9月27日号「Book Review 新刊(58頁)」で紹介されました

はしがき
第1章 中国経済における資金循環分析 1 中国経済のパフォーマンス 2 中国経済における資金循環分析 第2章 家計貯蓄の水準と高貯蓄率の要因 1 家計貯蓄率の推計 2 家計貯蓄率の推移とその特徴 3 高貯蓄率の要因 第3章 人口構成の変化と貯蓄 1 はじめに 2 ライフサイクル貯蓄理論 3 人口データの時系列推移 4 先行研究及 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
唐成(たん ちぇん) 慶應義塾大学総合政策学部訪問講師 中国浙江省生まれ。筑波大学社会学類卒業後(1997年)、同大学大学院博士課程社会科学研究科経済学専攻コース修了(2002年)、博士(経済学)。 筑波大学外国人研究者、法政大学非常勤講師を経て、2003年より現職。
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