北東アジアの戦略的枠組みにおける日韓安全保障政策の比較分析から、その方向性を探る。 米国、中国との関係が日韓両国の外交に与える影響とは? 第一線の研究者が分析を試みた共同研究の成果。
第1章 柳相栄・文正仁:国際体制、地域体制、日本と韓国の戦略的位相
第2章 添谷芳秀:対中外交の日韓比較―日韓安全保障協力の可能性
第3章 玄仁澤:韓国と日本の防衛費―国際体制、国家、社会的要因分析
第4章 土山實男:日米同盟と日韓安全保障協力
第5章 大畠英樹:「テポドン問題」と三国間協調―日韓比較
第6章 山田高敬:北東アジアにおける核不拡散レジームの「粘着性」とその限界―米朝枠組み合意およびKEDOに関する構成主 ……
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大畠 英樹(OHHATA HIDEKI)
早稲田大学名誉教授。 1933年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。 専門は、国際理論、対外政策分析。 立命館大学法学部助教授、早稲田大学社会科学部教授などを歴任。 主著に、『現代国際政治のダイナミクス』(共編、早稲田大学出版部、1989年)、『国際政治経済辞典 改訂版』(共編、東京書籍、2003年)他。
文 正 仁(MOON CHUNG-IN)
延世大学校政治学科教授。 1951年生まれ。延世大学校哲学科卒。 政治学博士(メリーランド州立大学)。 専門は、政治経済。 延世大学校国際学大学院院長などを経て、1994年より現職。2004年より大統領諮問東北アジア時代委員会委員長も務める。主著に、『韓半島統一ハンドブック』(韓国経済研究院、2003年)、『国家情報論』(博英社、2002年)。
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