日本の近世墓標とニューカレドニア日系移民の墓標という２つの素材を、アセンブレッジ（遺物の組成）とハイブリディディ（異種混交）の視点から、墓標造立の歴史的・社会的背景や、モノの作り手・使い手の関係を考察する。
第19回（2005） 日本民具学会研究奨励賞受賞。
刊行に寄せて 鈴木公雄
序 章 墓標の民族学・考古学的研究の目的と方法
一 物質文化研究としての墓標研究
二 墓標の資料的価値
三 墓標に見られる変化と地域的・歴史的・社会的コンテクスト
第一部 物質文化研究の理論的視座
第一章 物質文化研究の学問的地平
一 社会科学における物質文化研究
二 考古学・民族学・民俗学における物質文化研究
第二章 物質文化研究の理論と墓標研究
一 物質文化に ……
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1969年生れ。慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻民族学考古学分野博士課程単位取得退学。博士（史学）。現在、千葉商科大学政策情報学部助教授。
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