構造改革、地方分権の流れの中で重要な課題である地方財政の理論と実践を、わかりやすく解説しています。 激変が予想される今後5−10年間の地方財政における「受益と負担の関係のシミュレーション」、「政策コスト分析」、「地方行財政とNGO」等のテーマを中心に実践的な理論を展開。 シンプルな図表を活用し、学生をはじめ、地方自治体での勉強会などでもテキストとして活用できます。 また、制度の根拠を学ぶのに不可欠な関連法規が巻末資料として掲載されているのも、類書にはない特徴です。 著者は大蔵省、経済企画庁、さくら総研を経た、実務に明るい研究者です。
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はしがき 序 章 財政構造改革の必要性と意義 1 21世紀の経済社会のトレンド 2 財政赤字の問題点 3 わが国で顕著な経済社会制度の疲労 4 経済社会制度改革の根底にある行財政制度の見直し 5 改革の方向を左右する少子高齢化 6 行財政制度に内在する受益と負担の不明瞭な関係 7 今後の財政構造改革の方向
第1章 財政赤字の意味と本質 1 わが国の経済・財政運営の歩み 2 財政赤字の意味と政府の範囲 3 財政赤 ……
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平野 正樹(ひらの まさき) 1952年生。大阪市立大学経済学部卒。大蔵省、経済企画庁、さくら総合研究所を経て、2001年4月より岡山大学経済学部助教授。著書に、共著『受益と負担の経済学』(日本評論社、1999年)、共著『経済用語の基礎知識』(ダイヤモンド社、1999年)など。
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