近年、「身体」「思想」「文化」との関わりが、さまざまな分野で注目されていますが、 本書は現代文明を見直す鍵として捕らえています。 近代から現代までの英国を中心に、感覚と欲望の視点から「身体」を捉え直した学際的な研究書です。

歴史学研究 2005年12月号(22頁)で紹介されました。

序章 感覚と欲望―問題の鳥瞰
第I部 十七・十八世紀―身体の神学と情念の劇場
第II部 十九世紀―表象する医学・表象の中の医学
第III部 二十世紀―回帰の欲望と技術の夢想を超えて
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
石塚久郎 1964年生まれ。上智大学卒、英国エセックス大学Ph.D。 現在、上智大学一般外国語センター嘱託講師。
鈴木晃仁
1963年生まれ。 東京大学卒、ロンドン大学Ph.D。 現代、慶應義塾大学経済学部助教授。
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