西郷隆盛を擁護し、抵抗の精神を称揚した『丁丑公論』(ていちゅうこうろん)、勝海舟、榎本武楊を批判し、武士の意気地を説いた『瘠我慢の説』、皇室の社会的役割を論じた『帝室論』『尊王論』など、16著作を収録。 「伝統的なるもの」との関わりのなかで、一国独立のために、日本人の根本精神を説いた必読の一冊。
毎日新聞 2006年5月7日朝刊「書評(この人・この3冊)」欄(9面)で紹介されました。
旧藩情
明治十年 丁丑公論
西南戦争と西郷隆盛 (西南戦争の利害損失を論ず) (西郷隆盛の処分に関する中津士族建白書) 南洲西郷隆盛翁銅像石碑建設主意 漫言 西郷どんの帰来怖くない 維新第一の勲功
瘠我慢の説
附 福澤先生の手簡 勝安芳氏の答書 榎本武揚氏の答書 瘠我慢の説に対する評論に就て 石河幹明 福澤先生を ……
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1950年生まれ。1975年東京大学法学部卒業、1980年同大学院法学政治学研究科博士課程修了。法学博士。現在、学習院大学法学部教授。専攻は日本政治思想史。
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