1970年代以降世界的に台頭した、リベラルな政治と財政再建を目指す「新しい政治文化」についての国際比較。日本を含む20ヵ国7000自治体に及ぶ国際FAUIデータをもとに実証的に分析、今後の政治と社会のあり方を検討する。
第1章 この本の概要
第2章 新しい政治文化
第3章 新しい政治文化は本当に存在するのか?
第4章 新しい政治文化の国際比較
第5章 自治体における政党組織:その役割と変容
第6章 自治体関係者意識の国際比較
第7章 日本における新政治文化と政策過程
補遺1:緊縮財政と都市革新プロジェクト
補遺2:サンプル、国別データ、調査
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
[編著者] テリー・ニコルス・クラーク 1940年シカゴ生まれ。1967年コロンビア大学大学院社会学研究科修了。現在シカゴ大学社会学部教授、社会学博士、FAUI(緊縮財政と都市革新)プロジェクトコーディネーター。 小林良彰 1954年東京都生まれ。1982年慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。現在慶應義塾大学法学部教授、法学博士。 著書に『計量政治学』(成文堂、1985年)、『公共選択』(東京大学出版会、1988年)、『現代日本の選挙』(東京大学出版会、1991年)、『現代日本の政治過程』(東京大学出版会、1997年)、『日本人の投票行動と政治意識』(編著、木鐸社、1997年)、『地方自治の実証分析』(編者、慶應義塾大学出版会、1988年)など。 [訳者] 三浦まり 1967年東京都生まれ。1991年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。現在東京大学社会科学研究所研究機関研究員、カリフォルニア大学バークレー校政治学博士候補生。
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