浅利慶太の四季 著述集 2
劇場は我が恋人 演出ノート選
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旗揚げ公演から45年、劇団四季の原点・アヌイ/ジロドゥから、古典劇、現代劇、『キャッツ』『李香蘭』などのミュージカルまで、浅利演出の秘密をすべて語る演出ノート選。

T 一九五〇年代 演出者として 私たちはアヌイを選んだ ジロドゥの明日 アヌイと繋るもの 初めての創作劇−『ひかりごけ』と『週末』 ジロドゥの魅力 演劇雑誌「四季」創刊の言葉 演出の仕事 ふたたび、『間奏曲』を− アヌイと僕 『ひばり』のアヌイ アヌイの円熟 ジロドゥと現実 再演の意義 アヌイ劇のこと ジロドゥへの帰依と不毛 強情な種族 ジロドゥ喜劇断想 四季節をめぐって ジロドゥと『ジークフリート』を語る(座談 加藤周一、白井浩司、安堂信也 ……
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浅利慶太(あさり けいた) 1933年、東京生まれ。慶應義塾大学仏文科在学中の’53年、日下武史、藤野節子、吉井澄雄らと劇団四季を結成。以来、西欧古典劇、現代劇、創作劇からミュージカル、オペラにいたる幅広い舞台作品の演出、制作活動を展開している。かたわら、ベルリン・ドイツ・オペラ、英国ロイヤルシェイクスピア劇団ほかの日本初公演、劇団四季海外公演のプロデュースなど国際的にも活躍。近年は、スカラ座、ザルツブルク音楽祭に招かれて演出し、欧米一流劇場でも評価を高めている。国内では『キャッツ』以降画期的なロングラン公演を定着させ、あいつぐ新劇場の開場、長野オリンピック開閉会式総合プロデューサーとあいまって、演出家の枠をこえた活動が注目されている。ドイツ連邦共和国功労勲章、文化庁芸術大賞、芸術選奨文部大臣賞、菊池寛賞、伊アッビアッティ賞、中国政府友諠賞ほか受賞多数。
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