日本の有権者はどのような争点や政策に関心を寄せ、政 党の評価や投票にどのように結びつけているのか。有権 者の投票行動の実態を実証的に検討し、分析モデルの適 用を試みる。
巻頭言 安西祐一郎 刊行にあたって 小林良彰 序―本書の目的
第1部 争点投票の構造
第1章 争点投票の条件 はじめに T 有権者の「合理性」の問題 U 争点の質の問題 V 選挙環境の問題 W 方法論上の問題 X 日本における争点投票 Y まとめ 第2章 争点関心 はじめに T 争点関心の推移 U 争点関心の構造 V 争点関心とイデオロギー W 争点関心と党派性・投 ……
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谷口尚子(たにぐち なおこ) 帝京大学文学部社会学科専任講師。専攻は政治学。 1970年生まれ。1998年、慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。博士(法学)(2001年)。1998年から現職。2004年9月〜2005年2月、ミシガン大学政治学部訪問研究員、2005年2月〜8月、カリフォルニア大学サンディエゴ校IR/PS訪問研究員。 主要業績に「中小政党の連立政権参加と有権者の投票行動」『選挙研究』第17号(2002年)、「市民参加のジレンマ」『選挙研究』第15号(2000年)など。
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