浅利慶太の四季 著述集 4
21世紀への眼差し 現代社会考
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激動の時代と変貌する社会・生活を鋭い視点から見つめたエッセイ、企業トップの半生を辿りながら「わが決断」を巧みに語らせる対談など、演出家の枠を超えて活躍する著者の発言集。

あすへの話題 石筆 直言
U 日本というステージ 戦後二十年目の気がかり もうごめん中教審−文化価値を認識できぬ大蔵省 一大転換がほしい 中曽根総理へのメモ 靖国、一パーセント、教育問題 当面の政局(円高選挙)について 新自由クラブの解党について 一衣帯水 ODAは文化・教育に使うべし 福澤ギライが直るまで−慶應義塾大学卒業式祝辞
V 台本のない人生 「世界のホンダ」が二度泣いた話(対談 本田宗 ……
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浅利慶太(あさり けいた) 1933年、東京生まれ。慶應義塾大学仏文科在学中の’53年、日下武史、藤野節子、吉井澄雄らと劇団四季を結成。以来、西欧古典劇、現代劇、創作劇からミュージカル、オペラにいたる幅広い舞台作品の演出、制作活動を展開している。かたわら、ベルリン・ドイツ・オペラ、英国ロイヤルシェイクスピア劇団ほかの日本初公演、劇団四季海外公演のプロデュースなど国際的にも活躍。近年は、スカラ座、ザルツブルク音楽祭に招かれて演出し、欧米一流劇場でも評価を高めている。国内では『キャッツ』以降画期的なロングラン公演を定着させ、あいつぐ新劇場の開場、長野オリンピック開閉会式総合プロデューサーとあいまって、演出家の枠をこえた活動が注目されている。ドイツ連邦共和国功労勲章、文化庁芸術大賞、芸術選奨文部大臣賞、菊池寛賞、伊アッビアッティ賞、中国政府友諠賞ほか受賞多数。
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