浅利慶太の四季 著述集 3
伝統と現代のはざまで 文化・芸術展望
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舞台芸術家として「伝統文化」と「西洋文化」に挑みつづけ、「演劇の感動」を永続させるための思索と行動を示すエッセイと対談集。付録資料として、年譜・演出作品リスト・著述一覧を収録。

T 東西文化の十字路で ベルリン・ドイツ・オペラ実現まで ゼルナーと語る喜び ベルリン・ドイツ・オペラ始末記(対談 谷川俊太郎、浅利慶太) ブロードウェイ恐るるにたらず−欧米の劇場をめぐって 新劇と伝統(鼎談 福田恆存、ベニト・オルトラーニ、浅利慶太) 国立劇場 サルトルを語る(座談 安岡章太郎、松浪信三郎、堀田善衛、白井浩司、浅利慶太) 画期的な「文化国際交流」の答申 文化は後世に残す時代の顔 「文化の時代」をいかに後押しするか(鼎談 高階秀爾、佐治敬三、浅利 ……
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浅利慶太(あさり けいた) 1933年、東京生まれ。慶應義塾大学仏文科在学中の’53年、日下武史、藤野節子、吉井澄雄らと劇団四季を結成。以来、西欧古典劇、現代劇、創作劇からミュージカル、オペラにいたる幅広い舞台作品の演出、制作活動を展開している。かたわら、ベルリン・ドイツ・オペラ、英国ロイヤルシェイクスピア劇団ほかの日本初公演、劇団四季海外公演のプロデュースなど国際的にも活躍。近年は、スカラ座、ザルツブルク音楽祭に招かれて演出し、欧米一流劇場でも評価を高めている。国内では『キャッツ』以降画期的なロングラン公演を定着させ、あいつぐ新劇場の開場、長野オリンピック開閉会式総合プロデューサーとあいまって、演出家の枠をこえた活動が注目されている。ドイツ連邦共和国功労勲章、文化庁芸術大賞、芸術選奨文部大臣賞、菊池寛賞、伊アッビアッティ賞、中国政府友諠賞ほか受賞多数。
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