［特集１］早期教育とは、通常は乳幼児期に行うものをいう。日本では、英才教育との混同や、良い学校に入るための手段とも誤解されているのではないだろうか。そこで、早期教育、英才教育について、発達との関連や、日本の教育制度との関係から、検証する。

［特集２］「食育」が学校でも手探りの状態で始まりました。実際にどのような教育が可能なのか、また、子どもにかかわらず、食育は何をめざすのか。次号11月号（特集・食としつけ）と連続して解説する。

特集１・早期教育の功罪
［巻頭随筆］早期教育に何を求めるか………安藤延男
早期英才教育を考える………藤永　保
脳の発達と早期教育との関わり………久保田　競
早期教育と英才教育の違い………無藤　隆
英語の早期教育の功罪………小野　博
学校音楽と早期教育………西園芳信

特集２・子どもの食育
「食事バランスガイド」とこれからの食育………吉池信男
「食を変えるプログラム」がなぜ必要なのか………中村　修
学校給食で取り組む食教育………秋永優子

瞬息のきらめき▼自律、その人らしく生きる………村瀬嘉代子
生きること・支え合うこと▼虐待に対して何ができるのか………田中康雄
子どもの心の診療室から▼幼児のしめす不安反応(1)………村田豊久
折々の一冊▼『自殺予防』………安藤延男
カレント・トピックス▼教員免許の更新制導入………阿部　洋
特別支援教育のページ▼久里浜だより＝「小・中学校の特殊学級・通級指導教室における特別支援教育に必要な教育設備整備に関する調査研究」報告（二）
………（独）国立特殊教育総合研究所
編集後記………丸山孝一