「キャンプ論」今日から始められる、フィールドワーク入門! 「キャンパス(教室)」に閉じこもった知の獲得方法から脱し、まちへ出かけて、発想を変えて新しいコミュニケーションを築くフィールドワーク――。このページでは「キャンプ」として提唱します。(『キャンプ論 --あたらしいフィールドワーク』 加藤 文俊 著 より)
 

今日から始められる、フィールドワークの入門書が刊行されました。

『キャンプ論――あたらしいフィールドワーク』(加藤文俊 著)

      
「キャンプ」とは メッセージ 『キャンプ論』刊行 著者略歴 事例紹介 参考文献
      
「キャンプ」とは? (著者 加藤文俊)
      
    
 

「キャンパス」から「キャンプ」へ

「キャンプ」とは、「キャンパス(教室)」での学びとは少し違う、まちへ出かけ、発想を変えて周りの人とコミュニケーションを築くあたらしいフィールドワークの方法です。
    
 

あたらしいフィールドワークのすすめ

「フィールドワークをやってみたいけど、どう始めたらいいかわからない」という人はもちろん、大学の授業がいまいち物足りない、研究テーマがなかなか決まらない、実行力が身につかないと考えている大学生に、「キャンプ」はおすすめです。
   
      
『キャンプ論』著者 加藤文俊先生からのメッセージ
    
 
  加藤先生より著書『キャンプ論』についてのメッセージをいただきました。
   
  1. 『キャンプ論』出版の意図とは?
  2. 「キャンプ」を提唱したきっかけは?
  3. 「キャンプ」の由来はなんですか?
  4. 「ケータイを持って、まちに出よう」
  5. どのような方にオススメですか?
 
   
『キャンプ論』を学べる待望の一冊
   
キャンプ論 あたらしいフィールドワーク | 加藤 文俊 著
 

キャンプ論――あたらしいフィールドワーク

    
 
    
加藤 文俊 著
    
A5判変型/並製/224頁
初版年月日:2009/11/06
ISBN:978-4-7664-1695-4
定価:1,890円
  
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今日から始められる、フィールドワーク入門!

▼「キャンパス(教室)」に閉じこもった知の獲得方法から脱し、まちへ出かけて、いろいろな人とコミュニケーションを築くあたらしいフィールドワーク――。これを本書では「キャンプ」として提唱する。
▼自分は何に関心があるのかを見つけたい、教室での大学の授業に物足りなさを感じ、普段と違ったことをやってみたいという大学生のための、カジュアルで、あたらしい「フィールドワークのすすめ」である。

▼目次を見る
   
   
      
著者略歴

    
 

加藤文俊(かとう ふみとし)
(慶應義塾大学環境情報学部准教授)

 京都生まれ。1985年慶應義塾大学経済学部卒業。ペンシルバニア大学大学院Annenberg School for Communication、ラトガース大学大学院School of Communication, Information, and Library Studies修了(Ph. D.)。慶應義塾大学境情報学部助手、龍谷大学国際文化学部専任講師、助教授を経て現職。専門はコミュニケーション論、メディア論、定性的調査法(エスノグラフィー)。最近は、ケータイをはじめとするモバイルメディアを使ったフィールドワークや学習環境のデザインについて関心を持っている。著書に『ゲーミングシミュレーション』(共著)、『Gaming, Simulations, and Society: Research Scope and Perspective』(共編著)ほか。
   
「キャンプ論」の実践例をご覧ください!
      
    
「キャンプ」実践マップ 柴又(2004/11) 柴又(2005/04) 金沢(2005/12) 金沢(2006/05) 坂出(2006/12) 湘南(2007/04-07) 坂出(2007/08) 函館(2007/11) 宇宿(2008/05) 佐原(2008/09) 豊橋(2008/11) 小諸(2009/08) 家島(2009/09)
 
「キャンプ」を実践する【加藤文俊研究室・fklab】はこちらをご覧ください。
活動事例「宇宿」 加藤文俊研究室の活動事例「宇宿」(2008.05)
 
活動事例「佐原」 加藤文俊研究室の活動事例「佐原」(2008.09)
 
活動事例「豊橋」 加藤文俊研究室の活動事例「豊橋」(2008.11)
   
   
参考書籍
      
    
     
 

◆加藤文俊先生のご推薦

内田樹(2008)『街場の教育論』ミシマ社
梅田卓夫(2001)『文章表現:四〇〇字からのレッスン』ちくま学芸文庫
海野弘(2004)『足が未来をつくる:〈視覚の帝国〉から〈足の文化〉へ』洋泉社
Oldenburg, Ray. (1989) The great good places. New York: Marlowe & Company.
川喜多二郎(1967)『発想法:創造性開発のために』中公新書
川喜多二郎(編著)(1971)『移動大学:日本列島を教科書として』鹿島出版会
國領二郎(編著)(2006)『創発する社会』日経BP企画
Kolb, David. (1984) Experiential Learning: Experience As the Source of Learning and Development. New Jersey, Prentice-Hall.
Kolb, Liz. (2008) Toys to Tools: Connecting Student Cell Phones to Education. Washington, International Society for Technology Education.
今和次郎(1987)『考現学入門』ちくま文庫
佐藤郁哉(2006)『フィールドワーク(増補版):書を持って街に出よう』新曜社
清水義晴・小山直(2002)『変革は、弱いところ、小さいところ、遠いところから』太郎次郎社
宣伝会議(2005)『モバイルリサーチ:携帯電話がリサーチを変える』宣伝会議
ハワード・シュルツ&ドリー・J・ヤング(1998)『スターバックス成功物語』日経BP社
ミハイ・チクセントミハイ(1996)『フロー体験:喜びの現象学』世界思想社
橋本義夫(1978)『誰にでも書ける文章:「自分史」のすすめ』講談社現代新書
ドロレス・ハイデン(2002)『場所の力:パブリックヒストリーとしての都市景観』学芸出版社
ダニエル・ピンク(2006)『ハイコンセプト:「新しいこと」を考え出す人の時代』三笠書房
デイビッド・W・プラース(1985)『日本人の生き方:現代における成熟のドラマ』岩波書店
ジェフリー・フェファー&ロバート・サットン(2005)『実行力不全:なぜ知識を行動に活かせないのか』ランダムハウス講談社
ケン・プラマー(1991)『生活記録の社会学:方法としての生活史研究案内』光生館
パウロ・フレイレ(1979)『被抑圧者の教育学』亜紀書房
フレドリック・ヘレーン(2005)『スウェーデン式 アイデア・ブック』ダイヤモンド社
ジョン・ヴァン・マーネン(1988)『フィールドワークの物語:エスノグラフィーの文章作法』現代書館
松田美佐・岡部大介(編)(2006)『ケータイのある風景:テクノロジーの日常化を考える』北大路書房
ジェームス・W・ヤング(1988)『アイデアの作り方』阪急コミュニケーションズ
ジョージ・リッツア(1999)『マクドナルド化する社会』早稲田大学出版部
宮本常一・安渓遊地(2008)『調査されるという迷惑:フィールドに出る前に読んでおく本』みずのわ出版
好井裕明(2006)『「あたりまえ」を疑う社会学:質的調査のセンス』光文社新書

     
 
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