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司法的憲法
A5判/上製/304頁
初版年月日:2026/06/15
ISBN:978-4-7664-3118-6
(4-7664-3118-9)
Cコード:C3032
定価 6,600円(本体 6,000円)
司法的憲法
漸進的司法積極主義
目次 著者略歴

憲法主導権を握るのは誰か

諸々の分断に苛まれるアメリカ。
司法にも党派的分断の疑いがかかる。
いかにして法の支配を維持するのか。
自己裁量統制の裏に潜む司法の思惑とは。
パワーゲームに翻弄されながらもしたたかな
憲法戦略を実践する司法の姿を描き出す。
現在のアメリカは深刻な政治的分断に苛まれている。「憲法的ハードボール」と呼ばれる強硬手段の応酬によって、連邦最高裁の判断にも強い党派性の疑いが向けられている。民主的正当性に欠ける司法は、いかにして法の支配を維持するのか。最高裁は「司法ミニマリズム」や「歴史と伝統のテスト」といった自己抑制や自己裁量統制の体裁をとりつつも、「シャドードケット(緊急決定)」を多用し、他権力の権限を減殺し自らに権力を集中させる思惑が潜んでいる。パワーゲームの中で、憲法価値を実現する「漸進的司法積極主義」という、したたかな憲法戦略を実践する司法の姿を描き出す。

目次

はじめに

序 章 前提状況
1 連邦最高裁の現在
2 ロバーツコートとロバーツ長官のマネジメント

第1章 司法をめぐる政治状況

T 「司法と政治」の意味
1 法と政治/2 司法政治/3 司法と政治
U 連邦最高裁裁判官数の変容
1 任命プロセス/2 裁判官数の変遷
V コートパッキングの試み
1 唯一の成功例/2 ニューディール期コートパッキング/3 バイデン政権における連邦最高裁改革プラン
W 事実上の問題と憲法上の問題
1 事実上の問題/2 憲法上の問 ……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

大林啓吾(おおばやし・けいご)
慶應義塾大学法学部教授。慶應義塾大学法学部政治学科卒業、同大学大学院法学研究科公法学専攻博士課程修了。博士(法学)。
千葉大学大学院専門法務研究科教授等を経て、2022年より現職。ペンシルベニア大学ロースクール客員研究員(2017-2019年)。
専攻は憲法。
著書に『アメリカ憲法と執行特権――権力分立原理の動態』(成文堂、2008年)、『憲法とリスク――行政国家における憲法秩序』(弘文堂、2015年)などがある。

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