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奴隷制・資本主義・産業革命
なぜ富めるものはいよいよ豊かになったのか
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大英帝国の〈繁栄〉を生み出したもの――論争を巻き起こした奴隷制と産業革命の繋がりを豊富な史料と歴史家の鋭い洞察によって解き明かす。
産業革命を起こす原動力になった英国経済の産業・貿易・金融などの各方面で、奴隷貿易が生み出した富や消費がいかに富の創出に貢献していたかを、豊富な史料によって分析する。経済史における大きな論争になっていた奴隷制と経済について再び光を与える。

序論 第1章 奴隷制と英国経済――奴隷貿易とプランテーション貿易はどのように機能し、どのように変化したか? 第2章 奴隷制と産業革命――誤解を招く推計値 第3章 消費革命――砂糖とその他プランテーション産品 第4章 プランテーションの革新と大西洋の科学 第5章 「奴隷貿易港」と後背地――産業革命と地域における変化 第6章 鉄と銅の革命――金属加工業、金属製品、鉱業 第7章 繊維革命――亜麻織物、毛織物、綿製品 第8章 金融資本主義――大土地プランテーションと抵当貸付市場 第9章 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
マキシン・バーグ 英国ウォーリック大学名誉教授。主著にThe Age of Manufactures, 1700 -1820: Industry, Innovation and Work in Britain(1994)がある。英国アカデミーおよび王立歴史協会のフェロー。産業革命論、特に技術革新をテーマに経済史を研究し、2000年代以降は、奢侈(ラグジャリー)が産業革命の展開に果たした役割を、丁寧な資料調査に基づいて論じてきた。
パット・ハドソン 英国カーディフ大学名誉教授。主著にThe Industrial Revolution (1992)がある。英国アカデミーのフェロー。産業革命論を専門とする。工業化プロセスのより広範な経済社会文化的側面に焦点を当て、工業化における地方の経験の多様性と、地域内および地域間の専門化と交易によって生み出されるダイナミクスを、ミクロヒストリーの視点から丁寧に明らかにしてきた。
【翻訳】 グローバル経済史研究会 (代表)眞嶋史叙(まじま・しのぶ) 学習院大学経済学部教授。慶應義塾大学経済学部卒、オクスフォード大学社会経済史学科にて博士号取得。マンチェスター大学社会文化研究所専任研究員を経て、現職。
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