こころの健康度を高めるセルフケアツール開発
解決志向短期療法を検証する
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日常生活の悩みを自分の力で解決する。
解決志向短期療法(SFBT)の効果とは何か。 心理臨床だけでなくキャリア開発などでも用いられる注目の手法を、実証的に検証する画期的な研究書。
セルフケアツール最終版を収録。
原因の追究ではなく、〈未来の解決像〉を構築していく「解決志向短期療法」(SFBT)は、短期間で望ましい変化が得られると、心理臨床だけでなくキャリア開発などでも用いられている注目の手法。本書はその効果を実証する方法と開発の手順を提示し、解決志向アプローチへの実践的・学術的リソースを提供する。

『シンリンラボ』 第9号(2023年12月号)【書評特集 My Best 2023】に書評が掲載されました。評者は、若島孔文氏(東北大学大学院教育学研究科教授)です。 本文はこちら

はじめに
第T部 解決志向短期療法 第1章 解決志向短期療法 第2章 解決志向短期療法の理論と技法
第U部 解決構築に関する基礎的な研究 第3章 解決構築の測定(研究1、研究2) 第4章 解決構築が示す心理療法の鍵概念および精神的健康との関連(研究3) 第5章 解決構築の家族要因(研究4) 第6章 目標の具体性・現実性と解決構築および精神的健康の関連(研究5) 第7章 大学生が抱える問題の実態(研究6)
第V部 解決志向短期療法に基づくセルフケアツールの開発 第 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
高木源(たかぎ・げん) 公認心理師、臨床心理士。東北福祉大学総合福祉学部福祉心理学科講師。2015年3月 東北大学教育学部卒業。2020年3月 東北大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻(博士課程後期)修了。博士(教育学)。2020年3月 東北大学総長賞受賞。東北福祉大学総合福祉学部福祉心理学科助教を経て、2023年4月より現職。 代表著作に、『ミラクル・クエスチョンと例外探しの質問に基づくワークシートの効果の検討』(共著、心理臨床学研究、第37巻、2019年)、『テキスト家族心理学』(分担執筆、金剛出版、2021年)、『臨床心理学概論』(共著、サイエンス社、2023年)などがある。
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