金融政策分析の実践力を養う
長年の中央銀行エコノミストとしての経験を基に、理論と実務の双方の視点からバランスのとれた金融政策論を講義。 通貨の信認の重要性、制度的要素の重視、新しい理論的手法の提示、非伝統的金融政策をめぐる扱いの四本を柱に、金融の役割や金融政策の目的、金融市場調節など基本項目を網羅しつつ、非伝統的金融政策やマクロプルーデンス政策など最新必須のトピックまでを余さず丁寧に解説する、著者の持ち味と独自性溢れるテキスト!
金融理論に精通している(日銀金融研究所の所長を務めた)、中央銀行での政策現場経験がある、日銀支店長としての実務経験がある、の三拍子揃った強みを持つ著者による臨場感溢れるテキスト。 金融政策の実務と理論の双方をバランスよく記述し、中央銀行が政策金利をコントロールするという、現実とより整合的なIS-MPモデルを用いるなどのオリジナリティも持つ。歴史観を伴った記述や金融政策をめぐる最新の展開も補記する。コラムも充実。

『金融経済研究』 no.47(2025年1月)「書評」(p.95−97)に書評が掲載されました。評者は、北坂真一氏(同志社大学)です。
『経済セミナー』 2023年10・11月号 「BOOK ANGLE/新刊書紹介」(P.129)にて紹介いただきました。

第1章 金融政策:概観 金融政策とは何か/金融政策分析の枠組み/金融政策分析の視点/金融政策分析の留意事項
第2章 金融の役割 「金融」とは/金融システム/金融政策をめぐる理論的基礎
第3章 貨幣と中央銀行 お金と中央銀行/貨幣の機能/貨幣経済/銀行券の発行/金融システムと通貨供給/中央銀行と通貨の信認/マクロ経済学の教科書の中での通貨発行益/為替レート制度の選択
第4章 金融政策の目標 インフレとデフレ/物価変動のコスト/インフレのコスト/デフレのコスト/物価安定の基 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
白塚重典(しらつか・しげのり) 慶應義塾大学経済学部教授。 1965年生まれ。87年慶應義塾大学経済学部卒業、日本銀行入行。金融研究所経済ファイナンス研究課長、松山支店長、金沢支店長、企画局審議役、金融研究所長を歴任。2019年9月より現職。2000年、慶應義塾大学博士(経済学)。
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