▲WHOの「健康都市」を発展させた「コンパッション都市」を提唱! ▲老い、病、死、喪失を受けとめ、支え合うコミュニティをつくるには? ▲重要文献の待望の邦訳、島薗進氏(宗教学者)推薦!
共感、そして行動をもたらす「コンパッション」に支えられたコミュニティへ──。 人間に不可避の老い、病、死、そして喪失を受けとめ、支え合うコミュニティをつくるにはどうすればよいか。 「コンパッション都市」の基本的な思想・理論とともに、実践に向けたモデルを詳しく解説。
日本の読者へ はじめに 謝辞 序
第一章 死にゆく人に対する組織的なケアの社会的起源 第二章 エンドオブライフケアに対する現在のアプローチ 第三章 コンパッション都市の理論的基礎 第四章 コンパッション都市の政策 第五章 コンパッション都市の社会的性格 第六章 コンパッション都市への脅威 第七章 実装――実現する 第八章 行動戦略 第九章 未来を展望する――第三波のパブリックヘルス?
付録 コンパッション都市憲章
監訳者解説 監訳者あとがき 参考文献 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
【著者】 アラン・ケレハー(Allan Kellehear) 米国バーモント大学臨床教授。専門はパブリックヘルスとエンドオブライフケア。オーストラリア・ニューサウスウェールズ大学で社会学の博士号(Ph.D.)を取得。同国ラトローブ大学教授、東京大学客員教授、英国バース大学教授、カナダ・ダルハウジー大学教授、英国ミドルセックス大学教授、英国ブラッドフォード大学教授を歴任。英国社会科学アカデミーフェロー(FAcSS)。
【監訳者】 竹之内裕文(たけのうち・ひろぶみ) 静岡大学未来社会デザイン機構副機構長、農学部・創造科学技術大学院教授。東北大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(文学)。ボロース大学(スウェーデン)客員教授、グラスゴー大学訪問教授。松崎町まちづくりアドバイザー。死生学カフェ、哲学対話塾、風待ちカフェ主宰。専門は哲学、倫理学、死生学。著書に『死とともに生きることを学ぶ 死すべきものたちの哲学』(ポラーノ出版、2019年)、『農と食の新しい倫理』(共編著、昭和堂、2018年)ほか。
堀田聰子(ほった・さとこ) 慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科教授(医学部兼担、認知症未来共創ハブ リーダー)。 博士(国際公共政策)。社会保障審議会(介護給付費分科会及び福祉部会)等において委員。人とまちづくり研究所代表理事、日本医療政策機構、コード・フォー・ジャパン等において理事。中学生の頃より、おもに障害者の自立生活の介助を継続、より人間的で持続可能なケアと地域づくりに向けた移行の支援および加速に取組む。
【訳者】 鷹田佳典(たかた・よしのり) 日本赤十字看護大学さいたま看護学部准教授
日笠晴香(ひがさ・はるか) 岡山大学学術研究院ヘルスシステム統合科学学域講師
目黒祐美子(めぐろ・ゆみこ) 医療法人稲生会 アロマセラピスト/社会福祉士
土畠智幸(どばた・ともゆき) 医療法人稲生会 理事長
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