電子投票と日本の選挙ガバナンス
デジタル社会における投票権保障
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序 章 視界不良にある電子投票の未来
第T部 電子投票をめぐる日本の選挙ガバナンス環境 第1章 中央集権的な国における分散管理型の選挙管理 ――ICT活用の課題とどこが関連するのか
第2章 選挙民主主義の歴史と選挙の公正 ――郵便投票・指定病院等の不在者投票から垣間見えるもの
第3章 選管事務局職員のICT 活用に対する姿勢 ――選管事務局職員はICT活用に消極的なのか
第4章 ICT活用の足かせとなる情報セキュリティポリシー ――自治体は有線至上主義に陥って ……
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河村 和徳(かわむら かずのり) 東北大学大学院情報科学研究科准教授。1971年静岡生まれ。 慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。 主要著作:『現代日本の地方選挙と住民意識』慶應義塾大学出版会(2008年)、『市町村合併をめぐる政治意識と地方選挙』木鐸社(2010年)、『被災地から考える日本の選挙―情報技術活用の可能性を中心に』東北大学出版会(共編、2013年)、『大震災に学ぶ社会科学 第1巻 政治過程と政策』東洋経済新報社(共著、2016年)、『代表制民主主義を再考する―選挙をめぐる三つの問い』ナカニシヤ書店(共著、2017年)、『選挙ガバナンスの実態 [日本編]―「公正・公平」を目指す制度運用とその課題』ミネルヴァ書房(共著、2018年)など。
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