笑うって実は大変なことなのです
「4つのステップ」という独自の発想で、“知ってるようで本当はあまりよくわかっていない謎”を氷解させるユニークな“知的探検”!
● 人はなぜ笑うのか――。考えてみると、実はよくわからない「笑い」という現象について、経済学者が独自の発想を披瀝。笑いとはどのようなプロセスから生まれるのか、そのメカニズムを「笑いの四段階説」というオリジナルな手法を用いて解明を試みる。
● さらにそこから「笑いがビジネスになるための条件とは」「厳粛な式典で笑いそうになったら?」「“ピン芸人”に必要な能力とは?」「くすぐられると笑うのはなぜ?」「夫が笑うと妻はキレる?」「笑うと健康になるのか?」「AIは人を笑わせられるか」など、身近な笑いから落語や漫才などのビジネスまで、興味深い50のトピックを精選して、「笑う」とはどういうことか、笑いから何を学べるかを徹底解説!

ブック・ナビ 2020年2月17日で、本書が紹介されました。紹介者は内池正名氏です。 本文はこちら
『塾』 2020年冬号(No.305)「BOOK WINDOWS」で、本書が紹介されました。
『三田評論』 2019年12月号(No.1239)(p.81)「執筆ノート」で、本書が紹介されました。 本文はこちら

序 章 なぜ「笑い」を解剖するのか? 第1章 総 論 人間はどのようにして笑いに至るのか/笑いはこれまでどのように研究されてきたのか/人 間にとってなぜ笑いが必要なのか/男性と女性の笑いにちがいはあるか/笑いに群集心理 はあるか/AIは人を笑わせられるか
第2章 身近な笑い くすぐられると笑うのはなぜ?/なぜ上司の笑いは空回りするのか?/大学の講義に笑い は必要か?/風刺による笑いとは何か?/政治家はなぜ失言するのか?/夫が笑うと妻 はキレる?/宴 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
中島 隆信(なかじま たかのぶ) 慶應義塾大学商学部教授 1960年生まれ。83年慶應義塾大学経済学部卒業、88年同大大学院経済学研究科博士課程単位取得退学、商学部助手に就任。91年慶應義塾大学商学部助教授、2001年同教授。同年、博士号(商学)取得。学位請求論文『日本経済の生産性分析』(日本経済新聞社)により、義塾賞受賞。06年『障害者の経済学』(東洋経済新報社)により、日経・経済図書文化賞受賞。07年9月〜09年3月まで慶應義塾大学を休職、内閣府大臣官房統計委員会担当室長。09年復職、現在に至る。 この間、慶應義塾大学産業研究所長、日本相撲協会「ガバナンス整備に関する独立委員会」委員などを歴任。 主な業績 『テキストブック入門経済学』(共著)『テキストブック経済統計』(共著)『大相撲の経済学』『お寺の経済学』『障害者の経済学』『オバサンの経済学』(以上、東洋経済新報社)、『日本経済の生産性分析』(日本経済新聞社)、『こうして組織は腐敗する』(中公新書ラクレ)、『経済学ではこう考える』(慶應義塾大学出版会)ほか多数。
|