鑑賞に「なるほど!」を。 歴史を知って視点を変える、日本美術の新体験。
▼日本美術で感動するための入門書。
味があるのはワカルけど、 ホントのところはワカラナイ日本の美術。 浮世絵、仏像、水墨画―― 西洋・中国と比べて見えてくる、 「女性性」の伝統をこの一冊でダイジェスト。 美術館でもっと感動するための、日本美術がワカル本。
| | | | | | 慶應義塾大学三田哲学会叢書 | | | | | | | 三田哲学会は創立100年を機に、専門的な研究成果を「生きられる知」として伝え、 公共の中に行き渡らせる媒体として本叢書の発刊を企図した。 シリーズ名は、ars incognita アルス インコグニタ。 ラテン語で「未知の技法」を意味する。 単なる知識の獲得ではなく、新たな「生きる技法としての知」を作り出すという精神を表現している。
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日本歴史 2018年5月号「新刊寸描」(p.119)にて紹介されました。
月刊 アートコレクターズ 2018年3月号「著者インタビュー」(p.137)に著者の林温先生の記事が掲載されました。
月刊美術 No.508(2018年1月号)「Art Books」(p.165)に書評が掲載されました。
1 はじめに――本書は日本美術が〝ワカラナイ〟という人に向けて書かれている 2 日本美術をワカルための視点 3 男性性と女性性 4 モナリザと浮世絵 5 絵画芸術とグラフィック芸術? 6 「日本の美術」とは? 7 日本美術史の区分 8 リアリティーという、もうひとつの視点 9 非対称愛とは? 10 《三十六人家集》と《平家納経》 11 和歌形式と美術 12 《源氏物語絵巻》と《十二天像》――幼児性=非現実的ということ 13 仏像のリアル 1 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
林 温(はやし おん) 1955年生。東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業。慶應義塾大学大学院文学研究科(美学美術史学専攻)修了。渋谷区立松濤美術館学芸員、文化庁文化財部美術学芸課主任文化財調査官を経て、現在慶應義塾大学文学研究科教授。博士(美学、慶應義塾大学)。著書に『妙見信仰と星曼荼羅』(至文堂、1997年)、『鎌倉仏教絵画考――仏画における「鎌倉派」の成立と展開』(中央公論美術出版、2010年)など。
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