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『沈黙』をめぐる短篇集

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四六判/上製/320頁
初版年月日:2016/06/30
ISBN:978-4-7664-2343-3
(4-7664-2343-7)
Cコード:C0093
定価 3,300円(本体 3,000円)

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『沈黙』をめぐる短篇集
書評 目次 著者略歴

「遠藤周作さんの初の小説、単行本に収録 別名で短編 」と題し各紙で
ご紹介いただきました。一部ご紹介します。
「日本経済新聞」(2016.6.4)の本文を読む

▼1954年の幻の処女作(!?)
「アフリカの体臭 ―― 魔窟にいたコリンヌ・リュシェール」を初収録!
遠藤周作没後20年、世界を震撼させた作品『沈黙』発表50年を記念する小説集。

遠藤周作没後20年、世界を震撼させた作品『沈黙』発表50年を記念して、日本人の心を永遠に惹きつける「母なるキリストの世界」に通じるテーマの短篇、人間の哀しみへの連帯と共感を描いた短篇を収録する。
また、1954年に発表された幻の短篇「アフリカの体臭 ―― 魔窟にいたコリンヌ・リュシェール」を初めて収録する。

書評

『東京新聞』 2023年4月8日(8面)にて紹介されました。
『中日新聞』 2023年4月9日(12面)にて紹介されました。
三田文學 2016年秋季・特大号(No. 127)に書評が掲載されました。評者は、黒川英市氏です。
CHRISTIAN TODAY  2016年9月21日に書評が掲載されました。評者は土門稔氏です。没後20年 遠藤周作のキリスト教信仰の根底にある母への思慕を知る 『「沈黙」をめぐる短篇集』

目次

 T 最後の殉教者
最後の殉教者
その前日
帰郷
雲仙
(「沈黙」発表)
影法師
召使たち
母なるもの

 U もし……
四十歳の男
私のもの
童話
もし……
女の心
初恋
   *
アフリカの体臭 ―― 魔窟にいたコリンヌ・リュシェール

 解説と年譜   加藤宗哉

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

【著者】
遠藤周作(えんどう しゅうさく)
1923年東京に生まれる。母・郁は音楽家。12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒。50〜53年戦後最初のフランスへの留学生となる。55年「白い人」で芥川賞を、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞を、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。『沈黙』は、海外翻訳も多数。79年『キリストの誕生』で読売文学賞を、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。著書多数。

【編者】
加藤宗哉(かとう むねや)
1945年生れ。慶應義塾大学経済学部卒。日本大学芸術学部文芸創作科非常勤講師。1997年より2012年まで「三田文学」編集長。学生時代、遠藤周作編集の「三田文学」に参加、同誌に載った小説が「新潮」に転載され、作家活動に入る。著書に、『モーツァルトの妻』(PHP文庫、1998年)、『遠藤周作 おどけと哀しみ ―― わが師との三十年』(文藝春秋、1999年)、『愛の錯覚 恋の誤り ―― ラ・ロシュフコオ「箴言」からの87章』(グラフ社、2002年)、『遠藤周作』(慶應義塾大学出版会、2006年)ほか。

定価3,300円 (本体:3,000円)
在庫あり

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