▼元慶應義塾大学病院長が説く認知症にならないための生活習慣。
高齢者が認知症にもならずに自立して生活できる期間(健康寿命)をのばすように、まずは認知症について正しい知識をもつこと、生活習慣をみなおすことを提言する。自らも実践しているよい生活習慣を紹介。特に脳の活性化を図り、頭を使うことで認知的予備力を高め、老いるということを受け止めながらも、前向きに生きる術を助言する。患者さんとともに長く人生を過ごして来た著者が、高齢者の生活習慣の改善に役立つ生きた情報を心を込めて提言した本である。
プロローグ 1 平均寿命まで元気で生きられない理由 2 健康寿命を延ばすにはメタボリック症候群と認知症の予防が必要 3 生活習慣はすべて脳の働きに関連する 4 認知症は生活習慣病 ― 認知予備力は脳のバッテリー 5 本書を書くことになった理由
T章 認知機能に関する基本的な10の質問と応え 認知機能に関する基本的な10のQ&A Q1 認知機能とはどういうものですか Q2 認知機能の低下とは Q3 認知症の初期を疑う症状は ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
神崎 仁(かんざき じん) 1961年3月 慶應義塾大学医学部卒業 1964年〜65年 東京医科歯科大学生理学教室(勝木保次教授) 1966年3月 慶應義塾大学大学院(耳鼻咽喉科)修了 1966年〜68年 ドイツミュンヘン大学耳鼻咽喉科留学 1972年 米国ベイラー大学耳鼻咽喉科訪問研究員 1987年4月 慶應義塾大学医学部教授 1995年10月 慶應義塾大学病院長 2001年4月 慶應義塾大学名誉教授、国際医療福祉大学教授 2001年7月 国際医療福祉大学附属熱海病院長
現在:日本聴覚医学会顧問、日本めまい平衡医学会参与、日本耳科学会参与、日本聴神経腫瘍研究会世話人、東京メニエール病カンファレンス代表、耳鼻咽喉科心身医学研究会顧問。
日本耳鼻咽喉科学会副理事長・総会会長、日本聴覚医学会理事長・総会会長、国際聴覚医学会会長、日本めまい平衡医学会理事・総会会長、日本耳科学会理事・総会会長等を歴任。
専門領域:耳科学、神経耳科学。
著書:『めまいを治す 改訂版』(慶應義塾大学出版会)、『めまいの医学』(南山堂)、『めまいの正体』(文春新書)、『耳鳴りの克服とその指導』(金原出版)、『難聴の病理生理と診断治療』(真興交易)、『耳鳴りを治す』(慶應義塾大学出版会)、『おまかせしない医療』(慶應義塾大学出版会)、『元気感』(WAC BUNKO)、『50歳からのみる、きく、歩く』(真興交易)、『補聴器の必要な人 不要な人』(医学と看護社)。
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