鈴木の緑は複雑で奥行きがある 生誕120年、没後25年を記念した画家の傑作評伝
鈴木信太郎(1895−1989年)は、東京八王子の商家に生まれ、15歳で白馬会洋画研究所に入所、のちに石井柏亭に師事し、一陽会を結成した洋画家である。その複雑で奥行きのある緑づかいの画風から、「緑の画家」と評された。没後25年を記念して、画家・鈴木信太郎のはじめての評伝を刊行する。
1. 織物の町・八王子と車人形
2. 自然に対する敬虔な祈り 奈良・長崎・伊豆
3. 絵の虫・歌の虫
4. 「三田文学」との出会いから装幀・挿絵・商業デザインの世界へ
5. 喜びを育てあげる
年譜
あとがき
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
安藤 京子(あんどう きょうこ) 1965年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。在学時は体育会庭球部女子主将。東京電力株式会社勤務をへて、1997年から2013年まで三田文学編集部員。
|