▼お金の不思議を探究する!
貨幣誕生の歴史から、証券会社・銀行の行動と役割、金融商品の仕組み、そして近年の金融政策の目的や背景まで、ファイナンスを知るための基礎知識を厳選し、やさしく解説した初学者向けの「超入門」テキスト! 貨幣論、コーポレート・ファイナンス(企業財務)とマクロ金融(市場・政策)の基礎を一冊で学べる。
お金ほど、私たちの生活に密着していながら、不思議なものはない。 現代の貨幣の中心である紙幣は紙切れにすぎないし、カードはコンピュータに登録されたデータにすぎない。 にもかかわらず、物が買える。 しかし、ひとたび通貨危機が起きると、とたんに貨幣は変身する。 なぜ、そうなるのだろうか。 お金と金融市場の不思議と魅力をめぐって、楽しい探検を始めよう!

はじめに
序 章 ファイナンスとは 1 狭義の金融 2 広義の金融 3 ファイナンスの注意点 4 リスクへの挑戦
第1部 貨 幣
第1章 お金とは何か 1 貨 幣 2 通貨の種類 3 決済機能がある理由 4 貨幣の問題
第2章 貨幣の機能 1 価値の尺度 2 交換・決済の手段 3 貯蔵の手段
第3章 貨幣の歴史 1 貨幣の誕生 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
石橋 春男(いしばし はるお) 松蔭大学経営文化学部教授 1967年早稲田大学第一政治経済学部卒業、72年同大学大学院商学研究科博士課程修了。大東文化大学経済学部教授、同環境創造学部教授、日本大学商学部教授等を経て現職。 主要業績に、『マクロ経済の分析』(共著、慶應義塾大学出版会、2010年)、『環境と消費者』(「入門 消費経済学」第3巻、編著、慶應義塾大学出版会、2010年)、『消費経済理論』(「消費経済学体系」第1巻、編著、慶應義塾大学出版会、2005年)、他多数。
木 信久(たかぎ のぶひさ) 松蔭大学経営文化学部教授、同大学院経営管理研究科教授 1966年早稲田大学第一政治経済学部卒業、68年同大学大学院経済学研究科修士課程修了、70年同大学院博士課程中途退学。造船会社勤務等を経て現職。 主要業績に、『経済と消費者』(「入門 消費経済学」第1巻、共著、慶應義塾大学出版会、2009年)、『消費経済理論』(「消費経済学体系」第1巻、共著、慶應義塾大学出版会、2005年)、『暮らしの経済学』(八千代出版、2004年)、他多数。
橋口 宏行(はしぐち ひろゆき) 有限会社SRN代表取締役、証券アナリスト 1984年明治大学法学部卒業、大和証券投資信託販売(株)(現三菱UFJモルガンスタンレー証券)勤務等を経て現職。2007年大東文化大学大学院経済学研究科修士課程修了。 日本証券アナリスト協会検定会員。 主要業績に、『素人でも勝てる!! 6勝4敗で年20〜30%のリターンをめざす株式投資の定石』東洋経済新報社、2014年)、『証券分析第2次の攻略法――70%とれる証券アナリスト合格テキスト』(中央経済社、1999年)、他多数。
|