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ベンサム

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四六判/並製/288頁
初版年月日:2013/01/30
ISBN:978-4-7664-2003-6
(4-7664-2003-9)
Cコード:C3010
定価 3,520円(本体 3,200円)

ベンサム
―功利主義入門
書評 目次 著者略歴

“苦痛と快楽が人間の心理学と倫理学の両方にとっての基礎となっているという主張や、幸福とは快楽が苦痛を上回っている状態であるという主張を現代科学が論証しているとしたら、ベンサムや彼が創りだした功利主義的伝統は、20世紀の批判者たちの多くが認めてもよいと考えていた以上に、はるかに予見的なものであったということになるでしょう。”――本書「日本語版への序文」より
 現代のさまざまな分野に、実践・理論の両面で大きな影響を及ぼしているジェレミー・ベンサム(1748-1832)。本書は、彼の厖大な草稿類を整理・校訂するベンサム・プロジェクトを牽引し、新著作集の編集主幹をつとめる、「世界一ベンサムを知る」著者による本格的な入門書である。苦痛と快楽が基礎づける原理(功利性の原理)による立法の科学を構想し、共同体の幸福=「最大多数の最大幸福」を目指したこの思想家の全貌を平易に解説し、従来触れられてこなかった宗教と性、拷問に関する理論に言及するなど、最新の研究成果をもとに彼の功利主義思想を体系的に論じる。
 詳細な読書案内とともに、ジョン・ロールズ『正義論』(1971)における功利主義批判以降のベンサム研究の動向を論じる訳者解説(小畑俊太郎執筆)を付した、新しい功利主義入門。

書評

出版ニュース 2013年3月号にて紹介されました(31頁)。

目次

日本語版への序文
謝辞

第一章 ベンサムとは誰か
生まれ、家族、教育  法学  民主主義への移行  「世界の立法者」  ベンサムの功績と
意義

第二章 どのベンサムか
誰が何を読むのか ジェレミー・ベンサム著作集 テクストを作り出す  エティエンヌ・デュモ
ン―編集者であり解釈者  キャノンを構成する  『法一般論』の再編集  新著作集の利点

第三章 功利性の原理
功利性  論理学と言語  ベンサムの心理学理論に対する批判  ベンサムの倫理学理論
に対する批判   ……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

【著者】
フィリップ・スコフィールド(Philip Schofield)
ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン法学部教授。ベンサム・プロジェクトディレクター。
ベンサム著作集ジェネラル・エディター。国際功利主義学会幹事。1958年生まれ。
本書以外に、Utility and Democracy: The Political Thought of Jeremy Bentham,Oxford University Press, 2006がある。ベンサム/古典功利主義に関する論文、編著多数。

【訳者】
川名 雄一郎(かわな ゆういちろう)
京都大学白眉センター特定助教、PhD in Political Science. 思想史専攻。
1976年生まれ。ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン政治科学部博士課程修了。
『社会体の生理学――J・S・ミルと商業社会の科学』(京都大学学術出版会、2012年)。

小畑 俊太郎(おばた しゅんたろう)
首都大学東京都市教養学部法学系助教、博士(政治学)。政治思想史専攻。
1975年生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程修了。
『ベンサムとイングランド国制(仮)』(慶應義塾大学出版会、2013年刊行予定)。


定価3,520円 (本体:3,200円)
在庫あり

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