ライマン・ホームズの航海日誌
―ジョン万次郎を救った捕鯨船の記録
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今ここに解き明かされるジョン万次郎救出の真実!
▼1839年、漂流中のジョン万次郎ら一行を救助したアメリカの捕鯨船「ジョン・ハウランド号」の乗組員であったライマン・ホームズという若き水夫が記した航海日誌。2000年に米国で発見された日誌を完全翻刻し、英和対訳版として刊行。1839年10月から1843年5月までの3年6カ月と7日におよぶ捕鯨船員の克明な日誌は、当時の捕鯨船の航路やメルヴィル『白鯨』の裏づけともなる貴重な資料である。カラー口絵や当時の捕鯨船の詳細な図・解説なども収録した愛蔵版。

中日新聞 2013年3月4日付夕刊「自著を語る」欄にて紹介されました。

口絵 地図―表:ジョン・ハウランド号の航跡 裏:タウンゼントマップ
はしがき 凡例
刊行によせて―小沢一郎(衆議院議員・CIE会長) 漂流と常民―鶴見俊輔(哲学者)
序章 1. アメリカの鯨捕り 2. ジョン・ハウランド号の航海
ライマン・ホームズの航海日誌(英和対訳)解読・訳 川澄哲夫
巻末資料 捕鯨用語一覧 帆船用語一 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
川澄 哲夫(かわすみ てつお) 元慶應義塾大学文学部教授。文学博士。 1930年愛知県生まれ。 慶應義塾大学文学部、経済学部卒業。 北里大学助教授を経て慶應義塾大学文学部教授を務める。 他に米国ブラウン大学交換教授、ケンダル捕鯨博物館学術顧問、ニューベッドフォード捕鯨博物館学術顧問を歴任。 著著に『資料日本英学史全三巻』、『中浜万次郎集成』、 『ジョン万次郎とその時代』、『黒船異聞―日本を開国したのは捕鯨船だ』など。
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